フランスを代表するトッププロであり、今やサイドヒットの達人と言えばこの人、アーサー・ロンゴ。そう、2017、18年に発表されたゲレンデの両サイドを当て込みまくる映像作品『SIDE HITS EUPHORIA』が帰ってきたのだ。
その第3弾となる今作の舞台はフランスを代表するスノーリゾート、ティーニュ、ヴァル・ディゼール、アヴォリアッツ、シャモニーの4ゲレンデ。コースの解放ぶりは日本のそれよりも寛大であり、ライディングスキルも含めて「こんなに飛べねーよ！」というツッコミはさておき、すべてがゲレンデ内で撮影されている。しかも、映像の大半はパウダースノーが降り積もっているわけでもない。あまりの雪不足で壁に雪がついていない状況であれば参考にならないかもしれないが、こういうシーズンだからこそアーサーの滑りを観ているとモチベーションが急激に上がるのではないだろうか。
フリースタイルマインドを忘れかけてしまい、パウターンができなくてストレスを溜めているそこのアナタ。今シーズンは昔とった杵柄とばかりに、両サイドの壁でFS/BSエアをかましてグラブしてみるのもいいのかもしれない。そうすれば年齢関係なく、スノーボーダーとしての幅がさらに広がるから。