MOVIE
地球環境について問題提起するスノーボード映画『SHELTER』から学ぶ
2019.12.28
今季は降雪の遅れを強く実感させられるシーズンとなった。ようやく恵みの雪が舞い落ち、年越し寒波も襲来するようだが、安心してはいられない。雪が降らないということは、僕たちスノーボーダーにとって死活問題であるから。
ALMO FILMSが制作した本記事で紹介する映画『SHELTER』は日本語字幕付きなので、雪を愛する者ならば絶対に観てほしい。「地球には冬が必要だ」というスローガンを掲げているPOW(Protect Our Winter)の創設者であるジェレミー・ジョーンズを中心としたクルーが2ヶ月間に渡り、いかにカーボンフットプリント(炭素の足跡: 二酸化炭素の排出量)を減らしてライディングできるかという命題のもと、スイス・フランスのアルプスを旅するというドキュメンタリームービーだ。約45分間、スノーボーダーとして地球環境と真剣に向き合ってほしい。
そして、これからもパウダースノーの恩恵にあやかるためにも、日本の文化になりつつあるJAPOWを子孫に残していくためにも、今一度考えてみるいい機会なのかもしれない。