日本では各地に点在するジャンプ練習施設や室内ゲレンデのおかげでトリックの練習に集中できる環境は整っているが、青空のもとオンスノーにパークが用意されているゲレンデは存在しない。ここで紹介するノルウェー南西部のフォルゲフォンナ公園に位置するオフシーズンの聖地である氷河にはパークがしっかりと完備されており、さらに9月までライディングを楽しむことができる。
広範囲に渡って雪が十二分に残っているため、パークアイテムに限らず地形を活かしたフリーライディングやカービングターンも可能だ。トリックの習得を目的とした一部のスノーボーダーに限らず、あらゆるスタイルの滑り手が共存できる環境がうらやましい。北米で開催されているサマーキャンプもいいが、スノーボーダーであれば一度は行ってみたい北欧の夏。