バックカントリーフリースタイルやアーバンライディングはプロフェッショナルな領域であり、一般スノーボーダーにとってのメインフィールドは今も昔もゲレンデである。そのゲレンデ地形をフル活用しているクールな映像をご覧いただきたい。まだパークが少なかった90年代。フリースタイルなアクションを求めて、ゲレンデを縦横無尽に駆け巡っていた当時のニュースクール時代を彷彿とさせる作品である。

このデッドラングによる『Lungie Land』シリーズは、「オーリーやノーリーといった基礎力がフリースタイル力を高める」「等身大のフィールドで繰り出されるフリースタイルな滑り」の2記事で取り上げているのだが、一部ストリートフッテージを含むもののゲレンデ内での映像がほとんどなので、一般スノーボーダーの目線から見たときに、とても感情移入できるうえに参考になるものばかりだ。
今回はシャッフル（シフティ×2）からのバックサイド180やヒットポイントを活かしたバタートリック、壁地形でのグラブトリックなど、どこのゲレンデにも置き換えることができる地形での、少し背伸びをすれば手に届くトリックばかりなので、ハウツー映像としても重宝されること請け合い。
来月にはオープンするゲレンデも出てくるだけに、きたるシーズンに向けてイメージを膨らませよ。