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ハードな裏山でシーズンを過ごすあなたにMountain Hardwearからの贈り物
2021.11.25
そうして年間100日以上を雪上で過ごす水間は、これから紹介するシェルを身にまとい2020-21シーズンを過ごした。Mountain Hardwear(マウンテンハードウェア)の「BOUNDARY RIDGE GORE-TEX® JACKET」と「BOUNDARY RIDGE GORE-TEX® BIB」のセットアップだ。ハードな現場での着用感について、水間に語ってもらった。
暖かく蒸れずに擦れない最強シェル
暖かく蒸れずに擦れない最強シェル
ジャケットとビブともに、非常に耐久性に優れたGORE-TEX® 75D 3Lプレーンウィーブを採用。75Dの単位は“デニール”と読み、生地の厚さを指している。やや厚めの生地の裏地には微起毛素材を使用しているため、とても暖かく快適でありながら、しっかりとした着用感。そのうえで、高い透湿性を兼ね備えている。
「バックカントリーではバックパックを常に背負っているため、ショルダーストラップやウエストストラップが当たる部分は必ず摩耗して生地が弱くなります。だからこそ、しっかりした生地を用いることで摩耗を軽減でき、より長くウエアを着続けることができますね。さらに、ハイクアップ時など熱がこもりやすい状況でも、GORE-TEX®の特徴である透湿性が発揮されるので快適。生地に厚みがあるため保温力も申し分ありません」
実際に店頭で触れていただくとわかると思うが、やや生地が硬く感じるという読者諸兄姉もいるかもしれない。先述したように保温性を確保することを優先させた結果であるが、そこはシルエットでカバー。オーバーサイズのシルエットはスノーボーダーのスタイルにもつながるが、それ以上に運動性を重視してデザインが調整されている。
「生地が厚くなるとゴワつきや硬さを感じて動きづらくなるイメージがありますが、そんなことは一切ありません。生地はしなやかで身体の動きを妨げず、まるでストレッチしているような感覚さえあります。パンツの動きも同様に、股部分の屈伸や開脚の動きもとてもスムースです」
かゆいところに手が届く細かな機能性
かゆいところに手が届く細かな機能性
そのうえで、細部に至るまでデザインのこだわりが感じられる。まずジャケットから見ていくと、フードの調整機能が後頭部と首元に2箇所あるため3方向への調整が可能。厳冬期や吹雪の状況でも快適性を確保する。また、バックカントリー以外のシーンでも快適に着用できるように、胸部分だけでなく両サイドにハンドポケットを用意。内側にはストレッチメッシュの大きめのポケットが2つあるため、バックカントリーからゲレンデユースまで非常にバランスよく使えるのだ。
ビブパンツも同様に、バックカントリー以外のシーンでも使いやすいようにデザインされている。ジッパー付きのももポケットとは別に、ベルクロの大型カーゴポケットを用意。収納性の高さを誇る。また、胸部分にはジッパーポケットとストレッチが効いたドロップポケットを装備しているので、ディープなパウダーエリアでも十二分に機能するだろう。
「ジャケットのフードはヘルメット着用時でもしっかり被せられるサイズ感になっていて、動きを妨げることなく快適ですね。ビブパンツのポケットはチェスト部分にあるメッシュポケットから両サイドの太もも部分のポケットまでさっと取り出しやすいので、山行中に素早い行動ができます」
補足すると、ワイドシルエットが苦手という方であればウエスト部を絞ることで、ややタイトな着こなしを楽しむことができる。また、脇部分のベンチレーションジッパーは換気はもちろん、用を足すときも便利な機能だ。
山でも街でも柔らかくて暖かい“使える”フリース
山でも街でも柔らかくて暖かい“使える”フリース
これらシェルの効果をより引き出すためにも、水間は抜群のストレッチ性を有するフルジップのフリースジャケット「POLARTEC POWER STRETCH M FZ」を着用している。微起毛の裏面は汗を吸い上げてウエア内をドライに保ち、フラットな表面は耐久性が高くレイヤリングもしやすい二重構造の生地を採用。襟の高さなどベーシックなスタイルだからこそ、スノーボーダーのアクションを妨げない。究極のミッドレイヤーである。
「毛足の長さが生み出す空気の層に包まれているような感覚がとても心地よい。柔らかな着心地でありながら、パワフルな暖かさを実現しています。身体の動きをまったく妨げることなく、雪山でのミドルレイヤーとしても、タウンユースのアウターとしても使える、とても汎用性が高いアイテムですね」
過酷な状況でのバックカントリーライディングやガイド業、ときにテント泊、さらにはゲレンデライディングに至るまで、水間は快適なスノーライフを過ごしている。8,000m超の山でも機能するウエア作りにフォーカスし続けている、Mountain Hardwearのシェルやフリースとともに。