BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/kawaba_article8/
29041

SPECIAL

ブライアン・イグチが「川場」を遊び尽くした2日間【FREESTYLE MOUNTAIN Vol.3】

2023.02.28

  • facebook
  • twitter
  • google

VOLCOMプレゼンツ「RIDE WITH GUCH」が、2月5日の栂池高原に続き、川場リゾートでも2月11日に行われた。そのイベント開始時刻から遡ること約3時間前。キンキンに冷え込んだゲレンデのボトムに、グッチことブライアン・イグチはボードを片手に立っていた。FIRST TRACKを利用したスペシャルなプライベートセッションのために──。グッチは川場でファンとどう過ごしたのか。そして、川場をどう楽しんだのか。

レジェンドと過ごした特別な時間

 

03-01_NB4A1377

VOLCOMのグッチシリーズのウエアを着込んだファンがグッチを囲む

 

午前7時。グッチと彼のファミリー、そして特別に選ばれた数名のファンたちが、2台の圧雪車でゲレンデトップへと向かった。この日は東京でも大雪のおそれがあるとの予報で、FIRST TRACKでのフレッシュパウダーは約束されたも同然だった。だが、それ以上に参加者が興奮していたのは、これからジャクソンホール仕込みのパウダーライディングをナマで見られるということだった。
 
さて、山頂に向かうVOLCOMのラッピングがほどこされた圧雪車の中でのこと。グッチはポケットに忍ばせていた「VOLCOM FAMILY」の文字が刻まれたステッカーをファンにプレゼント。参加者たちのテンションが一気にアガったことは言うまでもない。

 

03-02_NB4A1393

粋なサプライズに喜ぶ参加者たち

 

山頂に到着して記念撮影を終えると、すぐさまノートラックのパウダーを求めて西峰ダウンヒルへ。そして、参加者はグッチの滑りを正面から見物するべく、コースの真ん中を避けてハジパウを楽しみながら滑り下りた。ほぼ全員がケータイのカメラモードをオンにしたタイミングでグッチがドロップ。とても軽やかで、かつパワフルなターンによって舞い上がった巨大なスプレーを見るたびに、参加者たちの歓声が川場に響き渡っていた。

 

03-03_NB4A1557

「これが見たかったんだろ?」と言わんばかりにスプレーを上げるグッチ

 

「川場に到着したときは強烈なストームのせいで、ゲレンデ自体がオープンしないんじゃないか?って少し不安だったんだ。でも、スノーキャットで山頂に向かうと風は不思議と静まり、ノートラックのパウダーにドロップする直前には太陽まで顔を出してくれた。本当にアメイジングな体験だったよ。やっぱり山に描くファーストトラックはとても気持ちいいし、一日の始まりとしては最高だよね」

 

03-04_NB4A1661

グッチとの時間を噛みしめるように滑り下りた

 


熱烈なファンとのライディングセッション

グッチは、イベント開始時刻までS-CLASSのラウンジで小休憩をとることに。そこで彼が手にしたのが、小誌のメソッドにフォーカスした写真集、ISSUE 6「THE ART OF METHOD」だった。その号をパラパラとめくっていると、グッチがニッコリと笑った。自身のメソッドの写真を発見したのだ。

 

03-05_unnamed

かなりご満悦の様子で誌面にサインを残してくれた

 

「川場のS-CLASSのサービスは本当にありがたかったよ。オレだけじゃなく、ワイフやキッズたちが滑り疲れたり、お腹が減ったときにラウンジで快適に過ごさせてもらったんだ。川場はゲストが可能なかぎり楽しめるように本当によく考えてくれていて、オレが行ったことのあるスキーリゾートの中でも最高級のホスピタリティを持った場所だと思ったよ」
 
9時半。いよいよ「RIDE WITH GUCH」のスタートだ。まずはグッチによる開会の挨拶。これから一緒に滑れるんだ、ということ参加者たちは実感した様子。彼らのスイッチが入った瞬間だった。

 

03-06_NB4A1775

グッチの優しそうな声と笑顔が印象的

 

ゲレンデトップへと移動して記念撮影を終え、これから滑ろうかというタイミングだった。グッチは自身がおよそ30年前にまたがっていたボードを持っている参加者を発見。現在のシグネチャーボードと並べて感慨深そうな表情を浮かべた。グッチの気分も高まったところで、いざライディングセッションが始まった。

 

03-07_NB4A1808

ライディング前にVOLCOMの雪上車の前で記念撮影

 
 

03-08_NB4A1828

懐かしいボードを見て嬉しそうなグッチ

 

グッチと彼を囲む大集団が最初に滑り下りたのは、圧雪バーンと壁地形のバランスが絶妙に入り混じったクリスタルコース。自然とグッチの周りには人が集まり、彼の一挙手一投足に注目しながら、大集団の大移動は続いた。
 
クリスタルコースを下り、一行はARBOR THE FREERIDE PARKへ。ここは地形を活かしたバンクが続くが、そのファーストヒットは、グーフィーフッターのグッチのためにあるとも言えるヒップが待ち構えていた。多くのカメラが向けられる中、グッチは迷うことなくバックサイド・メソッドを繰り出した。それは先ほど彼が雑誌のなかで発見した、あの当時のスタイルのまま。その色褪せないメソッドに感動を覚えたという参加者は少くなかっただろう。

 

03-09_NB4A1895

ファンが求めているライディングで魅せる。それがレジェンド!

 

その後は高手ペアリフトに乗って、シーズン後半になるとバンクが続くTHE SURF RIDE PARKへと変貌を遂げる高手ダウンヒルコースを滑ることに。まだバンクの数は少なかったけれど、そこでも華麗な身のこなしで魅せるライディングを忘れないグッチ。

 

03-10_NB4A1969

どの瞬間を切り取っても画になる

 

本来は2本でセッションは終了する予定だったが、時間に余裕があるとのことで、急遽、おかわりライディングを行うことに。グッチのすぐ後方で同じラインを描こうとする人、少しでも記録に残そうと至近距離からケータイで動画を撮りながら滑る人、それぞれがグッチと滑れる時間を噛み締めていた。こうしてアッという間のライディングセッションは幕を閉じたのだった。

 

03-12_NB4A2028

滑り終えて参加者とグータッチ

 

「ライディングセッションは、これ以上ないくらい最高だった! フレッシュパウダー、太陽、心から楽しいライディング……いい雰囲気に一日中包まれたからね。来てくれたみんなの愛とサポートに本当に感謝しているよ。ありがとう!」
 
その後はカワバシティの8階でサイン会が行われた。参加者の要望に応え、用意された色紙だけでなく、ジャケットの裏地や持参したキャップなどにも快くサインを書いていくグッチ。しかも、英語でのサインだけではなく、雪山をイメージしたアートや「井口」という漢字バージョンの特別サインも添えられており、参加者は大満足の表情を浮かべていた。

 

03-13_NB4A2090

丁寧に、そして真剣にサインに応じるグッチ。誰からも愛される理由がわかった気がした

 
 

03-14_NB4A2111

可能なかぎりファンのリクエストに応え続けていた

 


グッチが川場での2日間を振り返る

「RIDE WITH GUCH」の翌日は、川場からアクセスできるバックカントリーを、地元のガイド・DRAWLINEの片柳圭介の案内で楽しんだ。グッチに川場で過ごした2日間について振り返ってもらい、第3回目のFREESTYLE MOUNTAINを締めることにする。

 

03-15_NB4A2020

 

「オレが訪れたときの川場リゾートは、すべてのコンディションが本当によかったと思う。雪質はホームマウンテンのジャクソンホールにとても似ていると感じたね。あと、コース内の地形もあらゆるタイプのライディングを楽しむのに最適だった。ナチュラルフィーチャーがたくさんあって、流して楽しいパークがあって、ちゃんとした知識と経験があればバックカントリーへのアクセスも可能。そうそう、ちょうどオレがバックカントリーで撮影に行っている間、キッズたちはS-CLASSのラウンジで宿題をしていたみたい(笑)。リゾート内に長い時間を過ごせる場所があるっていうのは本当にありがたいよね。川場は雪もいいし、地形もいいし、ホスピタリティも家族的な雰囲気も最高。バックカントリーにもイージーアクセスできる素晴らしいリゾートだったよ」

text: HaruAki
photos: kuwaphoto.com
edit: Daisuke Nogami(Chief Editor)

KAWABA RESORT | 公式ページはこちら

RECOMMENDED POSTS