BACKSIDE (バックサイド)

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SPECIAL

老若男女のニーズに応える多様なパークを有する川場【FREESTYLE PARADISE Vol.4】

2022.03.16

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本連載「FREESTYLE PARADISE」ではこれまで、川場リゾートのフリースタイル/フリーライディングに寄り添ったサービス、そしてゲレンデ自体のポテンシャルの高さについて触れてきた。すでに3月中旬にさしかかり、東京では春めいた陽気に包まれる日が続いているが、首都圏から車で約2時間の距離に位置する川場のシーズンはまだまだ終わらない。なぜかと言えば、今冬だからこその豊富な積雪を活かして造成されたパークたちが、これからシーズン本番を迎えるのだから。フリースタイル天国の本領発揮はこれからだ。

あらゆるスノーボーダーが満足できるパーク

あらゆるスノーボーダーが満足できるパーク

現在、川場の公式情報によると、三次元のターンが味わえる「THE SURF RIDE PARK」、ボウル形状の地形が楽しめる「THE FREERIDE PARK」、連続ウェーブが気持ちいい「THE EASY PARK」、自身のトリックと向き合える「FLUX PARK」という4つのパークが存在する。
 
これに加えて、非公式ではあるがFLUX PARKの上部には、ジブ初心者のための塩ビ管やボックスが並ぶハイクアップパークも設置されている。つまり、フリーライドからフリースタイルに至るまで、はたまたパーク初心者から上級者に至るまで、あらゆるニーズに応える“遊び場”がラインナップされているというわけだ。

 

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フリーライド力が強化されるTHE SURF RIDE PARKを空撮

 
川場でパーク&グラトリに特化したスクールの校長を務める高橋烈男に全体の印象を聞いたところ、次のように語ってくれた。
 
「さまざまなタイプのパークが縦に並んでいるのがいいですね。THE SURF RIDE PARKをクルージングして、それからTHE FREERIDE PARKかTHE EASY PARKのどちらかに入り、そしてFLUX PARKでトリックを繰り出す……といった具合に、1本のランでいろんな遊びができるのって魅力的じゃないですか!
 
キッカーやジブに関しては、全体的に例年よりも少し難度が高くなっていると思いますが、パークビギナーの方でも入れるアイテムはあるので心配しないでください。グラトリやパークはもちろんですが、川場は自然地形が豊富だからそれらを活かした遊び方、トリックの繰り出し方などもレッスンしていますよ」
 
フリースタイルにフリーライドを楽しむように、自然地形を活かしてトリックを繰り出す。そして、それらをパークでも応用する。また、その逆も然り。まさに川場がフリースタイル天国と言われる所以だ。


フリーライド愛好家も生粋のフリースタイラーも納得

フリーライド愛好家も生粋のフリースタイラーも納得

それでは各パークをプロデューサーの声とともに紹介していこう。
 
まずは、高手ダウンヒルにあるTHE SURF RIDE PARK。プロデューサーの西田洋介氏に今季のコンセプトをうかがった。

 

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バンクを活かしたカービングターンでは独特のGや加速感を感じられる

 

「3月5日にオープンしたばかりで現状は昨シーズンと同じ感じですが、今シーズンは積雪量が多いのでバンクの壁を高くしたり、バンクの数を増やしたり、さらにはウェーブのようなアトラクション的なセクションを強化したり、徐々にグレードアップさせていく予定です。いわゆるザ・パークのようにトリックを繰り出せるわけではないけど、フラットバーンでは味わえない3D感覚のターンを楽しめたり、バンクがあることでいろんなラインを描けると思うんです。
 
また、みなさんが滑ることでバンクは次第に育っていきます。常に進化していくパークになっていくと思っています」
 
自身のターンと向き合うもよし、すでに人気の高いバンクドスラロームの練習に励むもよし。いずれにせよ、気軽にクルージングするだけでも楽しいフリーライド要素の強いパークとなっている。
 
そして、その対極に位置するのが、レールやボックス、キッカーやヒップがズラリと並ぶフリースタイル色の濃いFLUX PARKである。今シーズン監修を務めるのは国内屈指のストリートキラー、長谷川篤だ。

 

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キッカーやジブアイテムがバランスよく配置されたFLUX PARK
photo: HaruAki

「いろんなコースやパークを滑って最終的にたどり着く場所にあるのがFLUX PARKだから、それまでのフリーライディングの延長というか、流れのまま入って遊べるパークを目指しました。なので、全アイテムに入らなくても好きなアイテムにだけ入って楽しんでもらえればOK!
 
自分はトリッキーなアイテムが主張しすぎているパークが好きではないから、アイテムはシンプルなものばかりをそろえています。その分、滑り手のスキル次第で、いろんなトリックにトライできるはず。ただ、ジブに関してはすべてサイドイン設計なので、例年よりもレベルが高いと感じるかもしれません。
 
初級者の人はハイクアップパークで練習してから、メインのパークでは流しながら遊んでもらえればと思います。とは言っても、パーク終盤は斜度が緩いので、ビギナーの人でもトライしやすいワイドボックスなども用意していますよ。
 
また、ジャンプも自分は連続で飛びたいので2連キッカーからのヒップという配置にしています。次のリメイクでキッカーのサイズは少し大きくなるかも? とにかく流して遊ぶのが楽しいパークだと思います」
 
最近はパウダーばかりだったけど、オリンピックの熱戦に影響されてひさびさにパークに入ろうと考えているベテランも、これからトリックを覚えたいと考えているパークルーキーも、このフリースタイルパークは幅広いニーズに応えてくれるはずだ。
 
また、THE FREERIDE PARKはプロデューサーの西川隆氏によると、「パークのある場所の地形がいいから、それらを活かしながら少しだけ雪を盛ったりして、地形のアップダウンをより楽しめるような設計にしています」とのこと。そして、THE ESAY PARKを監修するJACKY’S HOLIDAYの三松宏光氏は、「例年であればミニキッカーやボックスなどを設置していましたが、今シーズンは初心者の人でも入りやすいように大きな連続ウェーブに変更しました。今後はウェーブのノリ面をキレイにして、サイドヒットを楽しむように遊べる調整をしていきます」とこれからの予定を話してくれた。

 

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THE EASY PARKでボードを手足のように操る中山悠也
photo: HaruAki

フリーライド愛好家も生粋のフリースタイラーも、自分のペースで楽しめるパークがある。さらに言えば、トリックの上達を望むのであれば専用のスクールも存在する。川場に行けば、「フリースタイルが足りない」なんてことはない。そこには、老若男女のニーズに応える懐の深いパークの数々が待っているから。

text: HaruAki
photos: kuwaphoto.com

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