「X GAMES」のナックルハックを観ればわかるように、技術力と創造力を掛け合わせたオリジナリティあふれるライディングスタイルで世界中を魅了している相澤亮。22歳という若さながら、老若男女レベルやジャンルを問わず、フリースタイルを愛する多くのスノーボーダーたちをひとつにまとめたことで大きな話題を集めたセッションイベント「UZUMAKI」をプロデュースするなど、多彩な才能の持ち主である。
 
そして本日、亮がSIMS SNOWBOARDS（シムス スノーボード）とグローバル契約を果たしたことが発表され、すでにSNSでは大きな話題を集めている。そこで亮の胸中に迫るべく、インタビューを敢行した。
 

 
「年齢的に昔のSIMSのことをリアルには知らないんですけど、スノーボードの原点だと思っています。カッコいいスノーボードの象徴っていうか。キーガン（バライカ）やスコット（ブラム）、ニック（バーデン）たちが好きっていうのもあって、SIMSチームが再結成したときはヤバっ！て感じでしたね。
 
SIMSは僕と見ている方向性が似ているように感じています。『Suport the Original』という言葉がSNSでも毎回綴られているんですが、リアルな部分を追求しているブランドの姿勢に惹かれていますね。プロダクトも含めて、ブランディングやチーム編成の部分でもスノーボード観が似ていて、見ているところが同じだと思っていたから、以前から乗りたいと思っていました。
 
大会に出ることはなくなったけどMONSTER（ENERGY）とも契約を更新したし、DCもブーツとウエアは引き続きサポートしてくれるし、そのうえで、乗りたかったSIMSとも契約できたので、これでようやく武器というか鎧というか、サポートしてくれる体制が完全に整った気がしています。だからこそ、あとは自分のやりたいことに向かって全力で突き進んでいくだけですね」
 
Ryo Aizawaは世界を舞台に、新たなる一歩を踏み出した。期待しかない。

interview + text: Daisuke Nogami（Chief Editor）
photos: Yoshiro Higai