BACKSIDE (バックサイド)

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INTERVIEW

攻めた結果の予選敗退も悔いなし。平昌五輪ビッグエアを終えた広野あさみ

2018.02.20

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平昌五輪ビッグエア予選はひとり2本のベストランで争われた。1本目をフロントサイド900で失敗してしまい後がなくなった2本目。攻めに転じて放たれたフロントサイド1080は、1本目の900よりも完成度が高く、あと一歩のところで着地に嫌われてしまった。そんな大舞台での戦いを終えた直後、これまでを振り返った彼女は何を語ったのか。

 
「燃え尽きました。自分のアンパイの技では勝てないとわかっていたので、攻めた結果です。自分の持ってる最大の技を出したいという気持ちがありました。全力を尽くしたので後悔はありません。
ワールドカップではずっと恐怖と戦っていたので、楽しいという気持ちがなくなってしまっていて、それがなぜなのかを考えました。そうしたら、挑戦したら楽しいという気持ちが戻ってくるんだなと思ってチャレンジし続けていたら、楽しいという気持ちになれたんです
両親も応援に来ていくれていて胸がいっぱいですね。今までありがとうという感じです。FISの大会に関しては自分の中で区切りをつけようと思っています。(予選を通過した3名に対して)一緒にずっとやってきた大切な仲間なので、心から応援しています。出して切ってほしいです。
今までのワールドカップでは怖くて、弱い自分ばかりが先走っていて何もできなかったんですけど、オリンピックでは一番自分の中でしっかり滑れたという実感があるので、すごくうれしいです。
これまでは海外ばかりに行っていて、なかなかファンの方と触れ合う時間が少なかったので、イベントなどに積極的に参加してスノーボードを広める活動をしていきたいですね。こういう結果で終わってしまったけど、地元の子供たちから“あさみちゃんみたいになりたい”という声もあって、よかったなと思いました」

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