BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/howto-025/
14731

HOW TO

ターンがズレてしまう中級スノーボーダーへ贈るカービングターン攻略法

2020.01.13

  • facebook
  • twitter
  • google

ボードにはフレックス(しなり)とトーション(ねじれ)があることはご存知だろう。念のため説明しておくと、フレックスとはオーリー時のボードのたわみであり、トーションは見た目では理解しづらいがボードを雑巾のように絞ったと仮定したときに発生するねじれのことだ。
よくしなり、よくねじれるボードにまたがり、それらを最大限に活かしながらカービングターンを行うわけだが、ターンのラインがズレてしまうというスノーボーダーも多くいることだろう。オレのこと?と焦ったそこのアナタ、ぜひとも“ボードをねじる”という意識を強く持っておくことをオススメしたい。
フロントサイドもバックサイドも、ターンの導入は前足寄りのエッジを使っている。いわゆる“角づけ”と呼ばれる動作だ。そして雪面にエッジをねじ込みながら、少しずつ両足均等に加重していく。このとき重要になるのが足首の使い方だ。カービング時にヒザを柔軟に使うことはもちろん大事なのだが、そればかりに気をとられずに足首を柔らかく使うという意識を持ちたい。この動きにより、ボードのねじれを活かせるからだ。
これまでどうしてもターンがズレてしまっていたという人は、今日から前足と後ろ足の踏み方を使い分けてほしい。そうすればきっと、アナタのターンは昇華するから。
 
フロントサイドターン
 

DaisukeNogami_FrontsideTurn

 
雪面に対して前足のツマ先からエッジを食いつかせることでターンを始動させるわけだが、このとき後ろ足は可能なかぎりフラットな状態で踏み込んでおこう。そこから徐々にトウサイドへの加重が両足均等になるようにすると同時に、重心もセンターに移動させること。ターン後半には重心を後ろ足に移動させて、ボードを進行方向へと押し出していくのだ。
 
 
バックサイドターン
 

DaisukeNogami_BacksideTurn

 
ターンの前半は前足のカカト側に加重して、後ろ足は雪面に対してフラットになるように踏み込む意識を持とう。慣れるまではツマ先側へ加重するくらいのイメージでもいいかもしれない。ターンの後半に向けて少しずつ重心を後方へ移動させながら、加重するポイントも前足→両足→後ろ足と移しながら、フロントサイドターン同様に進行方向へ押し出してみよう。

photos: Akira Onozuka

RECOMMENDED POSTS