COLUMN
「チリは新しい日本だ」──世界を滑るジンバルゴッドが見た“JAPOW級”の南米パウダー
2026.09.06
「Chile is the new Japan(チリは新しい日本だ)」
世界中の雪山を飛び回り、トップスノーボーダーたちを追い続けるジンバルゴッドことスペンサー・ホワイティングが、そんな刺激的な言葉を掲げて南米・チリから映像を公開した。
ジンバルゴッドによれば、7月中旬から8月上旬にかけてチリには巨大なストームが相次ぎ、4年間通ってきたなかでも、これまで見たことがないほどの積雪になったという。
いっぽうで、映像の大部分を占めるのはライディングではなく、現地の状況を伝えるジンバルゴッド自身の言葉だ。巨大なアンデスの山々。わずかひと晩の冷え込みと降雪でコンディションが一変するという“Andes anomaly(アンデス・アノマリー)”。そして、世界各地からトップライダーたちが集まり始めている環境。
そして8月8日、ジンバルゴッドは『今、ウィスラーの2月にいるような気分だよ』と話している。
日本からは角野友基も合流予定で、さらに多くのトップスノーボーダーたちが南米を目指していた。もちろん、ジンバルゴッド自身が映像のなかで、日本とチリを具体的に比較しているわけではない。
それでも「Chile is the new Japan」という言葉が面白いのは、極上のパウダーを求めて世界中からライダーが集まる場所を表現するとき、“Japan”が引き合いに出されていることだ。JAPOWはいつの間にか、世界のスノーボーダーにとってひとつのモノサシになったのかもしれない。
そんな日本になぞらえられた、真冬の南米・チリ。ジンバルゴッドの言葉とわずかなライディング映像から、その空気を感じ取ってほしい。
text: Daisuke Nogami(Editor in Chief)




