COLUMN
カナダが誇るライダー養成所の映像から見えてくる日本人キッズたちの実力やいかに
2017.05.02
マックス・パロットやセバスチャン・トータント、ジュリア・マリノらを輩出したことで有名な、カナダ・ケベック州に位置するフリースタイル・スノーボード&スキーのトレーニングスクール「MAXIMISE」が公開した13歳ライダー、ジェイコブ・レガルトの滑りから、日本人のキッズライダーたちの実力を読み解いてみたい。
「多くの才能とモチベーションを併せ持つライダー」とジェイコブについて紹介されているとおり、BSダブルコーク1080を操るなど、MAXIMISE期待の若手ライダーなのだろう。それに対し、現在11歳(小学6年)のふたりの日本人キッズライダーに注目したい。
荻原大翔の10歳時の滑りと長谷川帝勝の11歳時の滑りはすでに弊サイトで紹介しているのだが、年齢差を踏まえたうえで彼らの映像を観てもらえれば、MAXIMISEでトレーニングを積んでいるジェイコブ以上の実力であることがわかっていただけるだろう。日本が誇るジャンプ練習施設を活用してトレーニングを積むことで、英才教育以上の実力を身につけることができるという証でもある。
競技志向が強い昨今ではあるが、ライディングを楽しむことを忘れずに、彼らの夢であるオリンピックの舞台を目指してほしい。2022年の北京五輪では、彼らが主役だ。