BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/backside-session9/
29480

FEATURE

白馬ローカルの山崎恵太と野沢温泉を遊び尽くした「BACKSIDE SESSION #9 with K2」

2023.03.16

  • facebook
  • twitter
  • google

1月下旬、長野・野沢温泉にスノーボードコミュニティ「BACKSIDE CREW」の面々が集結。9回目の開催となった「BACKSIDE SESSION」はK2 SNOWBOARDING(ケイツー スノーボーディング)とのコラボレートということで、ゲストライダーに白馬を拠点として活動しているHACHIクルーの山崎恵太を招いて行った。
 

KeitaYamazaki_Portrait

プロスノーボーダーとしての活躍はもちろんのこと、音楽活動にも精を出している恵太

 
恵太が野沢温泉のゲレンデを滑るのは初とのことで、この地を訪れたのは幼少期に取り組んでいたスキージャンプの練習以来だそうだ。SCOOTER(スクーター)からシグネチャーボードをリリースしていることで知られるFRESHFISH(有料会員)の曽根和広(ソネチン)さんが野沢ローカルということで、彼による案内のもとセッションが始まった。
 
今回はFRESHFISHの冨内俊卓(トシ)さんの息子4名が加わったこともあり、過去最高の総勢19名でのセッション。結論から述べてしまうと、これまでのセッションでもっとも滑った一日となった。ソネチンのナイスガイディングによりこの日のベストコンディションに誘われ、恵太がライディングで魅せることでCREWみなのテンションがマックスに達する。ゲレンデパウダーからグルーミングバーンに至るまで、ランチ休憩を挟むことなく夕方まで滑り倒した。
 

BacksideCrew_PartyRun

恵太を先頭に思い思いのカービングターンを刻むCREW

 
いつもは個々の撮影にも時間を割いているのだが、本セッションでは朝イチのジャンピングコースのみのシューティングだった。手を抜いたわけではなく、“滑りたい”欲求が勝っていたということだ。
 
「BACKSIDE CREWの方々は本当にスノーボードが好きな人たちばかりで、みんな心からライディングを楽しんでいましたね。野沢セッション、本当に楽しかったです!」
 

KeitaYamazaki

スムースにパウダースノーを切り裂く恵太

 
このように恵太にとっても満足度の高いセッションだったようだ。
 
ここからは、そのジャンピングコースで撮影されたライディング写真とともに、本セッションをFRESHFISHメンバーに振り返ってもらうことにする。彼らの言葉からBACKSIDE CREWとはどんなコミュニティなのか、感じとっていただければうれしいかぎりだ。
 

KazuhiroSone

 

KazuhiroSone_Portrait

「19人? 人数多かったですね。多すぎてリードするのがちょっと大変だったけど(笑)、今回も新しい人たちと滑れたのが楽しかった。はじめましての人がたくさんいて、新しい交流が生まれるセッションはいいですよね。これに尽きるかな」──ソネチン

 

TakuyaYamaguchi

 

TakuyaYamaguchi_Portrait

「同年代のフリースタイル寄りの人たちと新たに知り合うことができてよかったです。山崎さんと一緒に滑れて楽しかったし、見ていても面白かった。人数も今までで最多だったのでその分、滑り方も様々だったということも踏まえて、今回も最高のセッションだったなと思います」──山口卓哉

 

Nobu

 

Nobu_Portrait

「コンディションがすごくよくて、曽根さんのアテンドも最高だったので、野沢を満喫できました。山崎さんと滑れたのは楽しかったですね。BACKSIDEが招待してくれたライダーとセッションできるのは特別な経験だと思っているので、遠慮もそこそこに(笑)楽しませていただきました」──ノブ

 

HironoriIwakura

 

HironoriIwakura_Portrait

「昨シーズンの野沢のセッションに参加してSTALEFISHからFRESHFISHに上がりました。最初は右も左もわからない状態だったけど、1年間FRESHFISHで活動していると毎月のTALK SESSIONで会話することにより、リアルで会ったとき一気に親近感が湧いて、セッションで一日滑れば昔の仲間みたいな感じでみんなと楽しく滑れる。FRESHFISHに入ったことでスノーボード観が変わりましたね」──岩倉宏徳

 

WataruKatayama

 

WataruKatayama_Portrait

「なかなかスケジュール調整が難しい中、野沢温泉ということで参加しました。曽根さんのコース選択、最高でしたね。一番よく行くゲレンデなのに知らないポイントばかりで、そうした情報交換ができるのも魅力的です。天気もよかったし、大勢で滑るのは楽しかった。また遊んでやってください(笑)」──片山 渉

 

TakahiroHoshi

 

TakahiroHoshi_Portrait

「野沢は2回目だったんですけど、曽根さんのアテンドということもあってニヤニヤが止まらなくて(笑)。もともとSTALEFISHだったんですが、FRESHFISHのクルーになれてさらに内側に入れました。今後もいろいろな活動を通して自分の意見を発することで、何か企画を実現させたいですね」──星 貴浩

 

RisaFujinami

 

RisaFujinami_Portrait

「上手い人たちと滑るのはめっちゃ楽しいですね! 自分ひとりじゃ行けないところで滑れたので、とても新鮮でした。今までやってきたスノーボードよりもいろいろな遊び方があると思うんですけど、それを実践するキッカケがこれまでなかったので、とてもいい経験になりました」──藤波理紗

 

ToshiTomiuchi_Portrait

「4人の子供たちがみんなについていくことができたのは、本当にうれしかったですね。ゴンドラやリフトでみんなが話しかけてくれていたので、息子たちもCREWの一員になっていました。これぞBACKSIDE CREWという感じでしたね!」──トシ

 
冨内家は続けざまにドロップイン。息子たち(スライダー1枚目から順に、二男・卓人くん→長男・結人くん→四男・真人くん→三男・歩人くん)が軽快なライディングを魅せる中、バックサイドロデオを操るイケイケの親父(トシ)は気負ってしまったのか、ここでは決めきれず(笑)
 

 
本セッションには、セッション後すぐにFRESHFISHにアップグレードしてくれた星野太郎さん(スライダー1枚目)と、STALEFISHから2名が参加してくれた。白田明寛さん(スライダー2枚目)と小野貴広さんだ。さらに、筆者の元同僚でありライターの金澤玄昭氏(スライダー3枚目)もセッションを楽しんでいた。
 
 
本セッションを終えた筆者は、「藤森由香が夫婦旅で体感した『野沢温泉』の奥深さ」取材のために野沢に残った。翌日から雪が降り続け、本セッションから2日後のジャンピングコースは完全に仕上がっていた。
 

DaisukeNogami

コース内でこのパウダーを味わえる野沢温泉は最高だ
photo: yoshitoyanagida.net

 
先出の記事で綴っているように、野沢のポテンシャルの高さを痛感させられたわけだ。次回は2月下旬に東北で初開催となった「BACKSIDE SESSION #10」@星野リゾート アルツ磐梯のレポートをお届けする。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photos: Yuto Nishimura(HANGOUT COMPANY)
special thanks: Nozawa Onsen Snow Resort

RECOMMENDED POSTS