BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/backside-session23/
43536

CREW

シーズンインから起伏に富んだ地形で遊び尽くした「BACKSIDE SESSION #23」@斑尾マウンテンリゾート

2026.02.23

  • facebook
  • twitter
  • google

2025年12月。まとまった降雪と暖気が交互に訪れる、期待と不安が入り混じった形で幕を開けた25-26シーズンだったが、スノーボードコミュニティ「BACKSIDE CREW」は例年どおり12月から、恒例イベント「BACKSIDE SESSION」で月イチ集まり、日本全国でセッションを繰り広げている。
 
今シーズンの第1弾は12月20日、長野・斑尾マウンテンリゾートにて開催。開催当日の斑尾は、12月とは思えない気温8℃という異例の暖かさに見舞われていた。しかし前日まで断続的に続いていた降雪によって滑走可能エリアがこの日から拡大し、メインリフトの「スーパークワッド」も稼働開始。隣接するタングラムスキーサーカス側を含むほぼ全コースが滑走可能となり、斑尾の広大なフィールドがようやくその全貌を現したタイミングでのセッションとなった。
 

写真左のクワッドがオープンしたことで、起伏に富んだ様々な地形へのアクセスが可能になった

 
この日のセッションをアテンドしてくれたのは、斑尾高原の営業戦略部ディレクター、小林さんだ。昇温により雪のコンディションは決してベストとは言えなかったが、小林さんのアテンドにより、朝一番は丁寧に整備された圧雪バーンでのカービングを堪能。その後、開放されたエリアを巡り、斑尾特有の起伏を繋いでいくセッションが展開された。
 

生粋の斑尾ローカルであり、その魅力を積極的に発信している小林さん(写真右)。中の人がガチのスノーボーダーであることの安心感は大きい

 

昇温の影響を避けて、朝イチは影になっている圧雪バーンをチョイス。もともとスキーヤーでスノーボード歴は片手で数えられるくらいだそうだが、TJ BRANDのニューモデルにまたがり、見事なカービングを描く小林さん

 
セッションに参加したCREWのなかには、この日がシーズンインとなった者も。CREWの中でも中心になって動いている「FRESHFISH(有料会員)」の参加者たちに、この日の感想を聞いてみた。一般スノーボーダーたちは遊びどころ満載の斑尾のフィールドをどう捉えたのだろうか。
 

この日がひさびさの再会となったCREWもいたが、発足から5年、今ではみな気心知れた仲間になっている。もちろん新しい仲間も随時募集中だ

 
斑尾を「昔から通っているお気に入りのゲレンデのひとつ」と語るサトシさんは、近年の斑尾の人気によるパウダー競争率の高さに複雑な思いを抱きつつも、改めてこの山の地形の面白さを再確認したという。
 

 

「ここ最近はパウダーやツリーランの印象が強い斑尾ですが、コンディションに関わらず楽しめるゲレンデだと思っています。多彩なコースバリエーション、キレイな圧雪、スノーボーダーが好む壁やうねりなど、滑り手を楽しませてくれるスポットが点在しているんです。改めて感じたのは、BACKSIDE CREWは面白いラインを探すのが本当に上手いということ。特にトシさんは状況に合わせて楽しみ方を見つけるのが上手で、一緒に滑っていて刺激になります。小林さんの『(ハイシーズンを迎えた)本気の斑尾はこんなもんじゃない』という言葉も印象的でした」

 
アラフィフ世代ながらフリースタイルな動きを楽しむトシさんは、「コンディションに関わらず、仲間と一緒にラインを探す地形遊びが楽しかった!」とこの日を振り返った。
 

 

「シャバ雪だったからこそ、壁遊びも攻めることができて楽しめました! 小林さんが案内してくれるコースはどこも圧雪がキレイで、彼の滑りも、スノーボード歴が短いとは思えないほど上手くて、さすがローカルだと思いました。コンディションが整ったら毎週通っているほど斑尾とタングラムが好きなので、今シーズンもこれから楽しみです!」

 

トシの紹介で本セッションに参加してくれたSTALEFISH(無料会員)メンバーのふたり。エミさん(写真上)とヤストシさん

 
普段は同じエリアにある野沢温泉をホームにしているイワクラさんは、意外にも斑尾は初めて滑るとのこと。
 

 

「初めて滑った斑尾は、普段滑っている野沢温泉のような縦のレイアウトとは違い、横に広くてバリエーションが豊かな印象。特にタングラムへ向かう途中の壁地形は楽しかった。朝イチのスーパークワッドに乗って向かったチャンピオンコースで面ツルバーンを拝めただけでもシーズンインとしては合格点です。小林さんの『自分がスノーボーダーとして楽しいゲレンデ作りをしている』という言葉が印象的でした。滑り手の気持ちをわかっている人が運営していることって大きいですよね」

 
結果として、12月にしては気温が高くシビアなコンディションでの開催ではあった。しかしあのとき、CREWたちが共有したのは、「どんなコンディションでも、仲間と滑れば面白い」という、スノーボーダーとしてもっとも基本的で、もっとも大切な感覚だった。
 
あれから2ヶ月が経過した現在、斑尾には例年どおりの降雪があり、コンディションは完全に仕上がっている。今まさに、小林さんが口にした「本気の斑尾」がそこにあるのだ。
 
25-26シーズンもそろそろ折り返し地点。ここまで滑り込んできた読者諸君も、仕上がってきた足裏感覚を携えて、ぜひ今の斑尾へ足を運んでみてほしい。大小様々な地形が点在する斑尾をフリースタイルに攻略できれば、あなたのスノーボードの視界はより一層広がり、どんな斜面でも遊び場に見えてくるはずだ。
 
次回のBACKSIDE SESSIONで、また新しいラインを共有できることを楽しみにしている。

text + photos: Yuto Nishimura

RECOMMENDED POSTS