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藤森由香を驚嘆させたAnonのゴーグルとバックカントリーで不可欠なヘルメット
2022.01.15
近年はヘルメットもラインナップ。初級者からエキスパートまで、あらゆるライディングレベルのスノーボーダーたちの視界と頭部をサポートしているのだ。
そのAnonチームに昨シーズン、藤森由香が加入した。ゲレンデはもちろん、バックカントリーという過酷なフィールドで使用している彼女が、Anonについてぶっちゃける。
誰でも簡単に素早くレンズ交換ができる万能ゴーグルたち
誰でも簡単に素早くレンズ交換ができる万能ゴーグルたち
「正直なところあまり期待していなかったんですけど、かなりよすぎてビックリしました(笑)。まず着けた瞬間、フィット感がものすごくよかったことに驚かされたんです」
藤森が愛用するゴーグルは「WM3」。小顔に対応するように作られた女性向けの設計となっている。鼻部分に5~7mmほど厚みをもたせるように改良されたフェイスフォームを採用。このローブリッジフィットの効果により、隙間なく顔に密着するのだ。
「吹雪いているとき、顔とゴーグルの隙間から雪が入ってくることってよくあるじゃないですか。Anonに代えてからは、それがほとんどありません。あと、マグネットに対しても”大丈夫かなぁ?”と少し不信感を持っていたんですが、最初に使ったときからすごく調子がよくて意外でした。特にバックカントリーで滑っているときは、レンズを交換する作業って時間もかかるし煩わしいんですけど、マグネット式は滑り終わったらフレームをねじってできた隙間に指を入れるだけで簡単に外せて、レンズをジャケットの内ポケットに入れて登れます。そして、ドロップインするときにパチッと着けるだけでいいから、ものすごく使い勝手がいいんですよね」
冒頭で述べたように、Anonの代名詞と言えばマグネット式ゴーグル。ワンタッチでレンズの取り外しが可能なMAGNA-TECH®である。このレンズシステムは、マグネットの磁力を利用してレンズとフレームを密閉。強力な磁力による保持力に優れている。
とは言え、本当にレンズは外れないのだろうか。
「NATURAL SELECTIONでアンナ(ガッサー)がものすごい転び方をしてレンズをなくしたシーンがあったんですけど、一般スノーボーダーがあれほどの衝撃で転倒することはまずないと思いますし、私もよく転びますけど(笑)、外れることはないですね。強い衝撃が加わると一瞬レンズがフレームから浮くような感覚はあって、北海道のようにキメの細かいパウダースノーが多少入ってくることはあります。
WM3より少し手間はかかりますけど、SYNCはロックが付いているので安心感がありますね。転んだときに雪が入ってくる心配はないし、手間がかかるといってもロックを外すだけで簡単にレンズを替えることができます」
SYNCには、M-FUSIONマグネットアシストレンズ交換テクノロジーが搭載されている。MAGNA-TECH®よりもマグネットの数を減らすことで、コストを抑えることに成功。蝶番になっているサイドエントリーシステムにより、レンズの保持力が大幅にアップした。少し手間がかかると藤森は言うが、たった2ステップでレンズの脱着が可能なのだ。
同ブランドだからこそ成せるゴーグル&ヘルメットの絶妙な相性
同ブランドだからこそ成せるゴーグル&ヘルメットの絶妙な相性
「ヘルメットとゴーグルの隙間があかないところがかなり調子いいですね。バックカントリーに出るときはヘルメットをかぶっているんですが、AnonのヘルメットにはBOAが付いていてワイヤーで微調整ができるので気に入っています。
普段はHERO2を使うことが多いんですが、このWINDHAM WaveCelは一般スノーボーダーの方にオススメですね。手に持った感じはHERO2に比べると若干重たいんですけど、滑り出してしまえばそこまで感じるほどの重さではありません。その重みの分、頭部をしっかりと守ってくれるテクノロジーが搭載されているという安心感が得られますから」
ヘルメットの内側に波状の特殊な構造体が配置されており、これらが「曲がる」「潰れる」「滑る」という3段階の構造変化を起こすことで、転倒時に頭部に加わる衝撃を軽減する。これを搭載している分、やや重たくなることは否めないが、それで脳震盪や脳損傷を圧倒的に減らせるわけだから、選ぶべきヘルメットは自ずと決まるはずだ。
MAGNA-TECH®だから成せる三位一体による快適性
MAGNA-TECH®だから成せる三位一体による快適性
相性がいいのはヘルメットだけではない。WM3にはMFI®フェイスマスクが付属している。SYNCには付属していないが、別売りのMFI®フェイスマスクを購入すれば、ここでもMAGNA-TECH®の恩恵にあずかることができる。
フレーム下部とフェイスマスクキャリアに搭載されたマグネットの磁力により隙間なく密着するのだ。一般的なフェイスクマスクを着用し鼻を覆ってしまうと、吐く息が生地の内側を通ってレンズにまわってしまい曇りの原因になるわけだが、MFI®フェイスマスクはしっかりと外へ吐き出すようになっている。
「呼吸もしやすくて、マスクをして眼鏡が曇るような曇り方は一切しない」と、藤森も太鼓判を押してくれた。
今シーズンは降雪に恵まれているため、パウダーライディング時の視界の確保が重要だ。即座に適切なレンズカラーに替え、転倒時に濡れてしまった場合のレンズ交換も迅速に行いたい。また、標高を上げれば当然雪質はよくなるが、その分極寒になるため防寒対策にも万全を期したい。そして、ツリーへの接触や転倒時の衝撃から頭部を守るためにも、ヘルメットの着用を心がけてほしい。
ヘルメット、ゴーグル、フェイスマスクの三位一体を実現するAnonのMAGNA-TECH®テクノロジー。あなたの快適なスノーボードライフをサポートしてくれるはずだ。