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世界最大の室内スロープスタイル決戦「BANANA OPEN」レポート
2017.07.24
7月22、23日、中国・ハルピンに位置する世界最大の室内ゲレンデ・万達スノーパーク(WANDA SNOW PARK)で開催されたBANANA OPEN。世界初となる室内ゲレンデでのスロープスタイル大会であり、日本からは角野友基や宮澤悠太朗、大塚健が参戦するということで注目を集めていた。
角野ら3名を含め、世界各国から12名のトップライダーたちを招聘し、初日の中国人予選を勝ち抜いた4名を合わせた16名によるノックダウン形式で争われた。この初戦で、大塚は90ポイントを超える素晴らしいランを披露するも、ブランドン・デイビス(アメリカ)がさらに上回ってきた。宮澤は負傷により、エリック・ボーシュマン(アメリカ)にベスト8を譲る格好に。角野は順当に勝ち進んだ。
しかし、ひとり2本のベストラン形式で行われたセミファイナル1本目で、角野はキッカーで飛びすぎてしまい負傷により欠場。大事には至らなかったようだが、ここで日本人ライダーは全員姿を消すことになってしまった。宮澤だけでなく角野の負傷にも助けられ勝ち上がったエリック、ダーシー・シャープ(カナダ)、ローペ・トンテリ(フィンランド)、アントワンヌ・トゥルション(カナダ)の4名がファイナルに駒を進めた。
ファイナルはひとり3本のランからベストポイントで争われ、CAB1260やBSダブルコーク1080を決めたローペが優勝。1260やダブルコークが飛び出す大会が室内ゲレンデで開催されるなんて、夢にも思っていなかった。大会の映像はこちらのページからご覧いただけるので、ぜひチェックしていただきたい。
2022年の北京五輪に向けて勢い余る中国スノーボードシーンから、今後も目が離せない。
大会結果
1位 ローペ・トンテリ(フィンランド)
2位 ダーシー・シャープ(カナダ)
3位 エリック・ボーシュマン(アメリカ)
4位 アントワンヌ・トゥルション(カナダ)
ベストスタイル賞 ニック・バーデン(アメリカ)