MOVIE
闇の中から、光が差すほうへ。清原勇太が描く『Hikari −ひかり−』という名のスノーボード人生
2026.04.08
ひとりのスノーボーダーから連絡が来た。「光のショーを観に行かない?」
主人公は清原勇太。夜明け前、真っ暗闇の山中に彼はいた。聞こえてくるのは、息づかいと雪面を踏みしめる音、ウエアが擦れる音だけ。静寂の中、標高を上げていく。Cheeba Filmsが贈る映像作品『Hikari −ひかり−』は、そんなシーンから始まる。
やがて場面は変わり、陽光に照らされた斜面へ。勇太は雪板に乗り、愛犬とともに滑り下りていく。シーンはさらに移り、スノーボードでの滑りは、ターンそのものと向き合うようなものだ。一つひとつの動きに意識を向けながら、ここへ至るまでの時間を辿るようにラインを刻んでいく。
そして、夜明けとともにピークへ。その大斜面に描かれるターンは、ただのパウターンではない。勇太はケガに苦しみ、一時はスノーボードから距離を置いた時期もあったという。それでも再び山へ戻り、仲間と時間を共有し、健康な状態で外で遊べることへの感謝をSNSに言葉として残している。
闇の中を歩き、光の中を滑る。その一連の流れの中に、彼のスノーボーディングがある。
勇太にとってスノーボードは、“光”だ。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




