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“豪快で爽快”なビッグテレインを攻めるライディング美。ミッケル・バングのフルパート『LYNX』はなぜ自由に見えるのか
2026.01.12
BURTON(バートン)とRED BULL(レッドブル)の共同制作『PAVED』で強い印象を残したミッケル・バングのフッテージが、フルパート『LYNX』として再編集された。舞台はアラスカ、日本、カナダ。ビッグテレインをフリースタイルに駆け抜ける、豪快かつ爽快なフルパートに仕上がっている。
ミッケルのすごみは、海外メディアが「長寿ライダー」と評するように、長いキャリアを経てもなおフルスロットルで滑り続けていることだ。パワーと落ち着きが同居したまま、広大な斜面を攻略し、オリジナリティあふれるラインを組み立てる。
パークで鍛えたスピントリックのキレやスイッチライディングの精度は、年齢を重ねるごとにバックカントリーで昇華していく。スピード、アプローチ、エッジング、空中姿勢、着地時のリカバリーなど、そのすべてを、毎回表情を変える自然地形にアジャストさせる。若い頃のアグレッシブさに、経験値が積み重なったぶんの余白がある。だから、ラインが自由そのものに見えるのかもしれない。
『LYNX』は、『PAVED』で観たカットの延長線上にありながら、ミッケルというライダーの輪郭をよりクリアにするフルパートだ。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




