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HEART FILMSが描く“生きる”という軌跡。20周年記念作『Lines of Life』予告編ムービー
2025.11.17
2006年に産声を上げたHEART FILMSが、今年で20周年を迎える。その記念作品『Lines of Life』の予告編が公開された。日本、カナダ、アラスカ、ヨーロッパの雪山で撮影された映像には、第1作目から参加している小西隆文を中心に、中村陽子や佐藤亜耶ら仲間とともに刻まれた“生きる軌跡”が凝縮されている。
2000年代中盤、RED EYES’ FILM、FIRST CHILDREN、SCLOVERといった個性豊かなフィルムカンパニーが並び立つ中で、HEART FILMSは早くからバックカントリーフリースタイルというフィールドを明確に打ち出していた。SNSもなく、DVDが主流だった時代から、山そのものを滑り倒す美しさとリアリティを追求した数少ないプロダクションだった。
やがて時代はYouTubeを含むSNSの台頭とともに映像の形を変え、多くの映像プロダクションが活動停止を余儀なくされる中でも、HEART FILMSは止まらなかった。
フリースタイルスキーヤーを仲間に加え、作品の幅を広げながら、滑りを記録し続けてきた。『Lines of Life』は、そんな20年の軌跡をひとつの作品として描く集大成だ。
ともに挑み、笑い、刻んできた数えきれないライン。それぞれの滑りが交差しながら、ひとつの人生の線を形づくっていく。
本編の公開に先駆けて、12月から全国各地で上映ツアーが開催される。12月5日(金)の名古屋を皮切りに、徳島、東京、札幌、ニセコと続く。詳細はHEART FILMSの公式Instagramをチェックしてほしい。
時代が変わり、映像の形がどれほど変化しても、HEART FILMSは作品をつくり続けてきた。その姿勢こそが、この20年でもっとも強く胸に刻まれる“ライン”である。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




