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川場が大幅アップデート。人工降雪・導線改善・ギア刷新などで“滑りに行く価値”が高まる
2025.10.26
首都圏から約2時間。ドライパウダーと地形遊びを求めるスノーボーダーが集まる群馬・川場が、この冬さらにアップデートを遂げる。人工降雪機の増設や圧雪体制の強化によって“ライディング環境”をこれまで以上に安定させ、予約から滑走までの導線もスムースに。新たなコンテンツやギア体験を含め、ゲレンデとしての完成度が一段階ギアを上げた印象だ。
まず大きいのは、クリスタルコースへの人工降雪機導入と圧雪車の新規購入を軸としたゲレンデコンディションの安定化である。積雪状況に左右されにくい環境を整えたことで、シーズン序盤の早期滑走やコンディションの振れ幅を抑える狙いが明確に見てとれる。
導線改善も着実だ。ゲートシステム導入による立体駐車場へのスムースな入場、RoomBoss社の事前決済によるレンタル&スクール受付の時間短縮、自動発券機の増設など、“滑るまでのストレス”を確実に減らすアップデートが進む。ゲレンデの価値は雪だけで決まらない。「並ばず、迷わず、早く滑れること」もまた、川場が目指す理想のゲレンデ像の一部である。
滞在価値を高める空間演出も今シーズンの特徴だ。7Fの女子パウダールームにはAMI OTSUKA氏の壁面アートを採用し、スーベニアストアはVOLCOM(ボルコム)やDb(ディービー)のポップアップを含めた大幅リニューアル。“川場に来る理由”をライディング以外でも増やしている点は見逃せない。
なかでも注目は、「POWDER SHAPE PREMIUM RENTAL」の刷新である。JONES SNOWBOARDS(ジョーンズ スノーボード)、GENTEMSTICK(ゲンテンスティック)、BURTON(バートン)、LIB TECH(リブテック)、DC(ディーシー)など、国内外のハイエンドギアを常設でラインナップとしてそろえ、いつでも試すことができる点は、関東圏のゲレンデとしては明確な強みとなる。ドライパウダーとの相性を確かめながら、自分のスタイルに合う一本を探せる機会は貴重だ。
ファミリーやリピート層に向けた施策も堅実に整備されている。早割キャンペーンや時間券の拡充、キッズプログラムの継続など、幅広い層が快適に過ごせる環境づくりが進むのも川場らしい。詳細については公式ページをご覧いただきたい。
アクセスのよさに加えて、安定したゲレンデ、そして滞在価値の底上げ。「行きやすいゲレンデ」から「滑りに行く価値があるゲレンデ」へ。この冬の川場には、そんな変化が確かに感じられるはずだ。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)




