片山來夢、高橋龍正、今井郁海、大塚健、宮澤悠太朗らによる新クルー「SKECHY SUNKA」が、デビュー作となるムービー『IGNITE』をローンチ。北海道や白馬のバックカントリーで、2025年1月7日から2月8日までの約1ヶ月間に渡り撮影されたフッテージで構成されている。
SUNKAとは「山窩」を意味し、定住地を持たずに山間部を移動しながら生活していた日本の漂泊民のこと。來夢ら撮影クルーが名乗るこの名には、滑りとともに山を渡り歩き、自然と一体になるような生き方への意識がにじむ。
アメリカのスノーボードメディア「SLUSH THE MAGAZINE」から配信された本作。同メディアは「この映像はまさに日本のバックカントリーそのもの。深く、重く、そして少しワイルドだ」と評している。20代中盤から30代前半の山窩は、これからの日本バックカントリーフリースタイルの次世代を担う存在として映っているのだろう。撮影・編集を担当するのは彼らと同世代、昨シーズンの「AIR MIX」で優勝を飾り感動を生み出した、極楽坊主こと大村優生だ。
競技シーンで磨いた高度なスキルをナチュラルな地形にアジャストさせ、新たな表現を切り拓いていくSKECHY SUNKA。『IGNITE』は、その第一歩を刻む作品となっている。

text: Daisuke Nogami（Chief Editor）