BACKSIDE (バックサイド)

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大谷翔平や井上尚弥も名を連ねるESPY賞。スノーボーダーとして唯一ノミネートされたノア・エリオット

2025.06.29

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米スポーツ専門チャンネル・ESPNが主催する「ESPY賞」は、年間を通じてもっとも輝いたアスリートを称える、いわばスポーツ界の“アカデミー賞”とも呼ばれる名誉あるアワードだ。そのESPY賞において、スノーボーダーとして唯一ノミネートされたのが、アメリカのパラスノーボーダーであるノア・エリオットである。
彼は障がい者アスリートの最優秀賞にあたる「Best Athlete with a Disability」部門に選出された。アメリカのスノーボード専門メディア「SNOWBOARDER」によれば、ノアはプロスケートボーダーを目指していた15歳のときに出場したコンテスト後に脚の痛みを感じ、骨肉腫と診断され左脚を大腿から切断することに。入院中に観たソチパラリンピックが転機となり、同じ骨肉腫を克服したブレナ・ハカビーとの出会いをきっかけに本格的なスノーボードの道へ進む。平昌パラリンピックで2つのメダルを獲得したのち、ケガで出場した北京では結果を残せなかったが、今シーズンのFIS(国際スキー・スノーボード連盟)パラスノーボードのワールドカップ・バンクドスラロームでは出場した4戦すべてで優勝を飾り、実力と精神力の両面で完全復活を遂げた。ミラノ・コルティナパラリンピックを目指している。
ノアのInstagramをのぞいてみると、レースに徹するコンペティターというよりも、バックカントリーからパークまでフリースタイルに全力で遊んでいる。その姿勢のほうがまぶしく映る。
ESPY賞のほかのカテゴリーでは、男子アスリート部門とMLB部門にメジャーリーガーの大谷翔平、ボクシング部門にプロボクサーの井上尚弥がノミネートされている。授賞式は現地時間の7月16日(水)だ。

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