BACKSIDE (バックサイド)

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大塚健が圧倒的なスタイルでウィスラーの“カルチャー”を制した「AIR TIME CLASSIC」

2025.05.08

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カナダ・ブリティッシュコロンビア州ウィスラーのバックカントリーで行われたセッションイベント「AIR TIME CLASSIC」で、大塚健が優勝を飾った。イベントを主催したのは、カナダを代表するプロスノーボーダーのひとりであり「AIR TIME PODCAST」のホストでもあるジョディ・ワシュニアック。トッププロから若手まで、カナダ各地のスノーボーダーが突発的に集ったこのセッションで、圧倒的な存在感を放ったのが健だった。
舞台となったのは、レギュラースタンスのライダーにとって自然な流れでアプローチできるバックサイドヒップ。健はこのフィーチャーで、スイッチ・ステイルフィッシュやバックサイド360インディ、メソッド・トゥイークなど、披露したトリックはいずれもスタイル全開。なかでもマックツイスト・ジャパンは、観る者の心を奪う一撃だった。
本イベントは、いわゆる大会ではない。勝ち負けよりも、滑りそのものが問われる場。しかも招集はごく直前だったようで、主催者自身もSNSで「来年は48時間前には知らせるようにするね(笑)」と綴っているほど。にもかかわらず、これだけのライダーが集まり、フィーチャーが完成し、特別な一日が実現したのは、まさにカルチャーへの愛がなせる業だろう。
主催者はSNSに、次のように記している。
“Snowboarding rules.”(やっぱスノーボード最高!)

“FOR THE CULTURE.”(カルチャーのために)
順位や得点を超えて、フリースタイルスノーボーディングが持つ自由さと創造性を讃えるこのイベント。その中心にいたのが、Takeru Otsukaだった。
いま、彼が表現しているのは、単なる技術の高さではない。スノーボードという文化を「滑り」で体現すること──その姿勢こそが、真の意味での“スタイル”なのだろう。

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