BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/news-1581/
40398

NEWS

世界最長を誇るゴンドラとクワッドリフト。一生乗らないかもしれないけど気になる話

2025.04.27

  • facebook
  • twitter
  • google

スノーボードトリップで意外と記憶に残るのが、ゴンドラやリフトに揺られている時間だったりする。乗車時間が長いと、ふとした会話や風景が心に刻まれるものだ。そんな空中の時間が強烈なインパクトを残す、世界屈指のスケールを誇るゴンドラ&チェアリフトが存在する。
まず紹介するのは、セルビア・ズラティボルにある「ゴールドゴンドラ」。全長は約9km、乗車時間はおよそ25分に及ぶ。日本最長とされる、新潟・苗場と田代を結ぶ「苗場ドラゴンドラ」が約5.5km、所要時間およそ25分であることを考えると、ズラティボルのゴンドラは距離で約1.6倍にもなる計算だ。
トップ画像を見れば伝わると思うが、ゲレンデは果てしなく遠い。このゴンドラは、ズラティボル中心部からスノーリゾート・トルニクへと伸び、途中には湖上に設置された中間駅もある。観光用としても機能しており、スノーボーダーのみならず、多くの旅行者たちを通年で惹きつけているのだ。

そしてもうひとつ。アメリカ・バーモント州にあるシュガーブッシュリゾートの「スライドブルック・エクスプレスクワッド」。こちらは、リンカーンピークとマウントエレンというふたつの山を結び、山越え移動を可能にする世界最長のデタッチャブルクワッドリフトだ。全長は約3.4km、片道の所要時間はおよそ12分なので、チェアリフトとしては異例の長さと速さを兼ね備えている。

国内では苗場ドラゴンドラに乗って「長っ」と感じたことがある人も多いだろう。だが世界を見渡せば、空中散歩をさらにスケールアップさせたゴンドラやチェアリフトが存在する。のんびり景色を楽しむのも一興だが、どちらも同乗者との会話が持たないと気まずい時間になるかもしれない(笑)

RECOMMENDED POSTS