世界のトップライダーたちが集結し、創造性と革新性をぶつけ合うセッションイベント「SWATCH NINES 2025」が、スイス・シルトホルンで開催。その模様を収めた3本の公式ムービーが公開された。
今年で17回目を迎えた本イベントでは、先日お伝えした（記事はこちら）ように、ノルウェーのオイヴィンド・カークフスが世界初となるスイッチ・バックサイド・クワッドフリップ1620に成功。世界中で大きな話題を集めた。
SWATCHと契約するライダーのひとりとしてケガから復帰したばかりの平野海祝、2022年の同イベントで世界初のバックサイド・クイントコーク2160を成功させた荻原大翔ら、日本人ライダーたちの姿も映像に収められている。世界を舞台に挑戦を続ける彼らの滑りは、いまやジャンプの“その先”を目指すセッションにおいて、欠かせない存在だ。
なお、公開された3本のムービーはそれぞれ異なる角度からイベントの魅力を捉えている。第1弾は世界初となるトリックを含めたあらゆるライディングを収録したハイライト集、第2弾はライダー同士の絆や温かい空気感を描写、第3弾はシネマティックな映像美にフォーカスし、雪と光、そしてライダーたちの動きが織りなすリズムを丁寧に描いている。
ビッグエアだけでなく、ジャンプとジブを融合させた創造性をかき立てるティアドロップ・レールでは、イギリスのミア・ブルックスがCAB900ノーズから50-50を披露するなど、多彩なトリックが次々に生まれた今回のSWATCH NINES。仲間同士で高め合い、競い合う──その本質が詰まった映像集をぜひチェックしてほしい。