米カリフォルニア州ベアマウンテンから配信されている連載パークムービー『SUNDAY IN THE PARK』のエピソード8が公開された。まずは、オープニングを飾っている大ベテランに注目したい。90年代にフリースタイルシーンの最前線に立ちハーフパイプを中心に活躍、近年はアメリカの解説者として知られるトッド・リチャーズが登場。北京五輪ハーフパイプ決勝で、平野歩夢がトリプルコークを決めた2本目のランの低すぎる点数に対して吠えた、あの名解説者だ。
今作は1995年リリースの名作ビデオ『The Meltdown Project』のエンディングの曲、デッド・ケネディーズ作『Moon Over Marin』とともに始まるので、ベテランスノーボーダーたちは高揚感が高まること請け合いである。そして、あの時代の現役ライダーとして雪上を駆けていたトッドは55歳を迎えてもなお、今ではミニと呼ばれるサイズのハーフパイプでマックツイストやハンドプラントを軽快に繰り出す。さらに、キッカーではFS360やBS540を決めるなど、年齢なんてただの数字だと言わんばかりにフリースタイルなアクションを連発しているので、アラフォー以上の世代のみなさんには絶対に観てほしい。
そしてトリを飾っているのは、今も昔もギャングスタイル全開の36歳、ルーカス・マグーンだ。ファッションもライディングスタイルも健在。ルーカスに憧れを抱いていたアラフォー世代はもちろんだが、10〜20代の若手ジバーたちにも彼の滑りは刺激を与えることだろう。
というわけで、幅広い世代のフリースタイラーに楽しんでほしい今週のSUNDAY、早速ご覧いただきたい。