BACKSIDE (バックサイド)

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12月から一気に冬型が強まり日本海側では大雪になる見込み。気象庁が3ヶ月予報を発表

2024.10.23

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記録的に暖かい10月となっており、スノーボーダーとしておだやかには過ごせない日々が続いている。再三に渡り24−25シーズンはラニーニャ現象により降雪に恵まれると言い続けてきた弊ウェブマガジンに対してクレームが増え続けている中(ウソ)、気象庁が11月〜2025年1月までの3ヶ月予報を発表した。11月も異例の暑さになりそうだが、そうなったとしても焦ることはない。12月に入ると季節が一気に真冬へと突入。冬型の気圧配置が強まり、日本海側では雪が多い傾向になると予想された。
気象庁の発表を具体的に見ていこう。地球温暖化の影響で大気の温度が全体的に高くなっており、ラニーニャ現象により太平洋の西部では海面水温が高く、中部・東部では低い状態が続く。また、インド洋の東部でも水温が高くなっており、それに伴って、インドネシア付近では積乱雲が多く発生し、日付変更線付近では少なくなる。
 

数値予報結果をもとにまとめた予想される海洋と大気の特徴
出典: 気象庁ホームページ

 
12月以降、上空の偏西風は中国付近で北寄り、日本付近で南寄りに蛇行すると予想。シベリア高気圧は強まり、アリューシャン低気圧も西側で強くなる。この影響で、東日本と西日本では冬型の気圧配置が強まる時期があり、太平洋側では低気圧の影響を受けにくい。いっぽう、北日本では低気圧の影響を受けやすくなる見込みだとしている。
向こう3ヶ月の降水量は、12月以降になると東日本や北日本の日本海側で平年並みか多くなると予想されている。また、降雪量の予想は北日本の日本海側のみ発表されているのだが、平年並みか多い見込みだ。
今の暖かさに惑わされることなく、冬支度を急げ。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

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