BACKSIDE (バックサイド)

BACKSIDE (バックサイド)

https://backside.jp/news-1466/
37438

NEWS

12月は日本海側で雪の日が多くなると気象庁が発表。今シーズンは好スタート間違いなしか

2024.09.25

  • facebook
  • twitter
  • google

日本に豪雪をもたらすとされているラニーニャ現象の発生確率について、再三に渡って弊ウェブマガジンは取り上げてきたが、いよいよ具体的な天候の見通しが明らかになった。9月24日、気象庁は3ヶ月予報を発表し、12月は日本海側で平年よりも雪が多くなると発表した。
詳しく見ていくと、北日本日本海側では低気圧の影響を受けやすく、東日本日本海側では冬型の気圧配置が強まる時期があるため、平年に比べてくもりや雪、または雨の日が多くなると予想。また、西日本日本海側は平年と同様にくもりや雨、雪の日が多くなるとした。
ラニーニャ現象が発生する確率が高いことは、「気象庁はラニーニャ現象の発生確率を60%から70%に引き上げ。今シーズンは豪雪か」でお伝えしているとおりだが、太平洋熱帯域の海面水温は西部で高く、中・東部では低い。このため、インドネシア付近を中心に積乱雲の発生が多くなり、反対に、日付変更線付近では積乱雲の発生が少なくなる。これらの影響により、12月にかけて上空の偏西風は中国付近では北に、日本付近でやや南に蛇行する見込みとされている。シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強くなり、アリューシャン低気圧は西側で強くなると予測。
これらのことから、12月にかけて東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強まる時期がある見込みとした。東・西日本太平洋側では低気圧の影響が少ないとしたうえで、北日本ではこの影響を受けやすいと予想している。
 

数値予報の結果をもとにまとめた予想される海洋と大気の特徴
出典: 気象庁ホームページ

 
10月は暖かい空気に覆われやすく、北・東・西日本で平年並みか高い気温が予想されているので、そうなったとしても焦る必要はない。今シーズンは序盤からコンディションがよさそうだ。インバウンドがさらに増えることを予想したうえで、計画的な行動を心がけてほしい。

text: Daisuke Nogami(Chief Editor)

RECOMMENDED POSTS