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まるで昨シーズンの日本。雪不足のオーストラリアとは対照的にニュージーランドは春でも豪雪予報
2024.09.10
まだまだ暑い日が続いているわけだが、9月に入ったということもあり、24−25シーズンに向けて少しずつ動き出している今日この頃。シーズンが近づいているからなのか暑すぎるからなのか、理由はどちらにせよ雪への関心が高まっていることもあり、昨日公開した「オーストラリアは深刻な雪不足。熱狂的なオージーたちはすでにJAPOWを狙っている」と題した記事は多くの雪を愛する人々にシェアされている。その記事に被せるような格好になるが、オーストラリアとは対照的に、隣国のニュージーランドでは春に突入してもなお、降雪に恵まれているのだ。
南島のワナカに位置するカードローナや、クイーンズタウンのコロネットピーク&リマーカブルズでは昨日から降り始めた恵みの雪により、本日はパウダーライライディングを堪能できている。さらに、降雪情報サイト「Snow‐Forecast」で調べてみると、今週の12日(木)から13日(金)朝にかけて、カードローナでは33cm、コロネットピークでは44cm、リマーカブルズでは38cmと豪雪の予報が出ているのだ。
7月末に「雪不足に苦しめられていたニュージーランドに約1ヶ月ぶりのまとまった降雪が」でお届けしたように、シーズン序盤は厳しいコンディションだったニュージーランド。そして9月、日本でいう3月にパウダースノーに恵まれている事実。まるで、昨シーズンの日本を見ているようではないか。
これも気候変動による影響なのかもしれない。2024年、同じ島国で続けざまに起こっているこの現実に向き合って、スノーボーダーとして生きていきたい。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)