プロスノーボーダーとして活躍した後、ファッション誌のモデルを務める傍らで自身のアパレルブランドを立ち上げ、現在はクリエイティブディレクターでありプロアングラーとしても活躍している福山正和。もちろんスノーボードはライフワークとして続けており、群馬の名峰・谷川岳を滑り込むウィンターシーズンを過ごしている。雪解けが始まるタイミングに合わせて釣行へライフスタイルを移行させ、国内外問わず、精力的にプロの釣り人として活動している。
そんな福山が、ボードではなくロッドを片手に旭川へ向かった。そこには、言わずと知れた旭川ローカルのプロスノーボーダー・佐藤秀平と、その秀平のアニキ分であり福山とも交流の深い元プロスノーボーダー、現在はSIMS SNOWBOARDS（シムス スノーボード）を運営する石川健二と合流。
冬は極上の斜面を求めてバックカントリーの奥深くへと足を運んでいる3名が、スノーボードとの共通点が多いというトラウトフィッシングに興じる理由。それは、「自分の足で何キロも歩いて絶好のポイントを探すのもスノーボードに似ている」と語る秀平の言葉に凝縮されている。
「海外のスノーボーダーがパウダースノーを求めて旭川に来るように、近い将来、成田経由で外国の釣り人が集まるようになるんじゃないかと思います」と福山が語る、旭川のワイルドな自然で遊ぶスノーボーダーたちの夏のひとときをご覧いただきたい。