BACKSIDE (バックサイド)

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世界最年少記録となる11歳でBSトリプルコーク1440を成功させた堀籠颯空の素顔

2024.04.25

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2013年、当時13歳だったマーカス・クリーブランド(ノルウェー)がBSトリプルコーク1440を初成功させて世界最年少記録を樹立し、大きな話題を集めた。それから10年の時を経て、昨年4月に北山博仁が12歳2ヶ月で同トリックをメイクして、マーカスの記録を更新したのは記憶に新しいかもしれない。
しかし、雪を必要としないジャンプ施設が全国に点在する日本は、今ではビッグエア大国。北山の記録は、たった1年で塗り替えられることになる。今年4月19日、12歳の誕生日を目前に控えていた堀籠颯空が北海道・中山峠にて、BSトリプルコーク1440トラックドライバーをクリーンに決めたのだ。スノーボード界に公式記録を管理している団体が存在しないので弊メディア調べになるが、世界最年少記録を11歳11ヶ月に更新した。
堀籠の経歴を簡潔に紹介すると、3年前の2021年春から、まずは神奈川・横浜の室内ゲレンデでカービングターンに磨きをかける日々を過ごすなど、本格的に始動。2022年秋からスロープスタイルやビッグエア競技の道を目指した。22-23シーズンはオンスノーでの4方向720まで習得し、2023年のオフシーズンには富山・立山に位置するジャンプ施設で、一気に倍となる回転数のBS1440など高回転スピンの練習に明け暮れたというから驚きだ。そして今シーズン、SAJ(全日本スキー連盟)のジュニア選手権大会でスロープスタイル、ビッグエアともに2位という好成績を収めるまでに急成長。雪不足に悩まされたシーズンだっただけに、高回転スピンの練習ができるキッカーがなかったため、現在も中山峠でトレーニングを続けている。
記録を更新した4日後、12歳の誕生日には、より大きな放物線を描いたBSトリプルコーク1440を決めて自らを祝福した堀籠。今後のさらなる活躍が楽しみでならない。
 

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