シーズン終盤の風物詩と化した、アグレッシブかつアーティスティックな巨大パークで行われるビッグイベント「SWATCH NINES」が本日4月13日、スイス・シルトホルンで一般公開される。それに合わせて、“パーフェクトヒップ”と題された動画が解禁。芸術的な超巨大ヒップが、ついにそのベールを脱いだ。
2022年に荻原大翔が世界初のBSクイントコーク2160を披露したことで大きな話題を集めたように、これまでは巨大キッカーがメインアイテムだったのだが、今年のテーマはパーフェクトヒップの再構築である。2016年に行われた本イベントで大成功を収めたオリジナルのパーフェクトヒップに新たなテイストを加え、空高く舞い上がるアクションを約束すると、主催者側もコメントしている。
このイベントは4月9日からシューティングイベントが開催されているのだが、その直前の4日、平野海祝がSWATCHと契約したことが発表された。海祝の専売特許と言えば、北京五輪ハーフパイプでハイエストエア世界記録を樹立した超巨大バックサイドエアで間違いない。ハーフパイプの場合はフロント/バックサイドの壁に対して巧みなエッジコントロールが必要になるが、ストレートにアプローチできるヒップの場合、それ以上に高く飛ぶことができる。筆者（編集長）の推論になるが、その海祝の特大エアを世界中に発信するための舞台として、パーフェクトヒップは復活したのではないか。
今すぐにでもシルトホルンに赴いて海祝のメソッドエアを拝みたいものだが、本日行われる公開イベントも含めたシューティングのリキャップ動画が公開されることを心待ちしたい。