2003年1月20日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のバックカントリーでのガイド中、雪崩に巻き込まれて死亡した伝説のスノーボーダー、クレイグ・ケリー。享年36歳。もし存命であれば、本日4月1日で51歳を迎えていた。
1981年、15歳からスノーボードを始め、80年代後半から90年代初頭にかけて数々のコンテストタイトルを獲得。その後はフィールドをバックカントリーに移行し、ビデオのフィルミング活動に精を出すなど、現在のシーンを築き上げたパイオニアである。また、プロダクトの開発やサマーキャンプでキッズの育成に力を入れるなど、シーンに大きく貢献。晩年はブリティッシュコロンビア州ボールドフェイスを拠点にガイドとして活動していた。
テリエ・ハーカンセンにとってもクレイグは英雄であり、多くのトッププロたちから“川を流れる水のような美しい滑り”と賞賛されていた故人の滑りを、改めてご覧いただきたい。

photo: Vianney Tisseau / TVA Films / Red Bull Content Pool