「ずっと憧れの映像プロダクションだったSTONPの撮影だし、『チャクるか死ぬか』のスポットにトライできてよかったと思っています」
今シーズンの最高傑作と言って過言ではない、國母和宏率いるSTONPクルーの8年ぶりとなる大作『STONP OR DIE』より、先陣を切ってオンラインで初お披露目となった小川凌稀に続いて、その後輩ライダーにあたる鈴木冬生のフルパート動画が公開された。
冒頭の言葉は弊ウェブマガジンのインタビューで発した言葉なのだが、本記事のトップ画像を飾っているダムのスポットがまさにそれだ。バックカントリー同様に、下から見た状況と実際にドロップするポイントからのイメージを擦り合わせて撮影に臨むわけだが、見下ろしたときの高低差があまりにも大きくて、「正直足が震えた」と冬生は語る。その日は悩んだ末、トライしなかった。しかし翌日、先出の凌稀や米野舜士らの後押しがあり、そのうえで自らを鼓舞してドロップ。最高クラスのフッテージを残したのだ。
「ストリート人生で一番デカいスポットだったので1日以上かけて悩んだんですが、周りからのプッシュもありトライすることができ、4、5本目くらいでメイクしました。このスポットでの撮影も含めた22-23シーズンは、本当にひと皮剥けることができたシーズンでした」
お楽しみいただく順は委ねるが、ぜひとも彼のインタビュー記事と併せて、冬生のフルパート動画をご覧いただきたい。間違いなくムービーの奥行きや価値が、さらに高まるはずだから。