BURTON（バートン）ブランドのいちコレクションとして存在するANALOG（アナログ）。ユニークかつクリエイティビティにあふれたプロダクトを数多く世に送り出してきたANALOGは今シーズンよりリニューアルし、さらに独創的な世界観を持つコレクションとなった。今回のリニューアルのタイミングで公開されたANALOGのブランドムービー『BLOOOM』は、チームライダーのニールズ・シャックによるアートに彩られたストリート作品となっており、さる10月12日、その試写会がBURTON FLAGSHIP TOKYOにて開催されていた。会場には今シーズンのANALOGプロダクトが並び、映像とともに生まれ変わったANALOGの世界観を感じられる空間となっていた。
 

BLOOOMの作中でライダーも着用しているウエアのほかに、コレクションには2本のボードもラインナップされている

 
試写会にはBURTONチームライダーの片山來夢と岩渕麗楽に加えて、昨シーズンのFISワールドカップ・ビッグエア第3戦にて初出場初優勝を飾り、今シーズンよりBURTONチームにジョインした深田茉莉が特別ゲストとして来場。上映前に設けられたトークセッションでは先輩にあたる來夢、麗楽とともに、今後の展望について頼もしく語っていた。
 

茉莉（写真中央）は緊張した面持ちで「大勢の前でこのように話す機会は初めてです」と話していたが、先輩たちのフォローもあり、終始笑顔の絶えないトークセッションとなっていた

試写会に先んじてBLOOOMを視聴したという來夢は「めちゃくちゃヤバい。次世代のストリートムービーだと思いました」と語った

十分に会場が温まったところで上映が始まった。ルーク・ウィンケルマンがオープニングパートを飾ったBLOOOM、前半の舞台となっていたのは日本で、目の肥えた視聴者なら見覚えのあるスポットもあったのではないだろうか。ANALOGウエアに身を包み、ストリートからバックカントリーまでライディングを楽しむ彼らの姿に、会場からは歓声が上がっていた。

上映後には來夢、麗楽が実際に昨シーズン着用していたANALOGウエアがプレゼントされる抽選会が開催された。ふたりとも当選者へ「汚れているので洗ってから使ったほうが……」とこぼしていたが、來夢は米カリフォリニア州マンモスマウンテンで開催された「WORLD QUARTERPIPE CHAMPIONSHIPS 2023」で、麗楽は米コロラド州アスペンで開催された「X GAMES」でそれぞれ着用していたウエアだけに、当選者にとっては汚れやキズも貴重に思える宝物になったことだろう。

來夢とともに激戦を戦い抜いた貴重な一着。着るもよし、飾るもよしだろう

麗楽からは直筆のサインまでプレゼントされていた

その映像美と振る舞われたフリービアに酔いしれた試写会となった。BLOOOMはこの試写会ののちにRed Bull TVにて公開されているので、新しいANALOGの世界観を感じたい者はこちらからチェックしてほしい。

text + photos: Yuto Nishimura（HANGOUT COMPANY）