BACKSIDE (バックサイド)

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グローバルライダーたちが中国の室内ゲレンデで大暴れしたNITROトリップ

2023.10.03

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1990年代後半、千葉・船橋にあった巨大インドアゲレンデ「ららぽーとスキードームSSAWS(ザウス)」で行われるイベントのために欧米ライダーたちが来日し、世界最先端の滑りを披露することで多くの日本人スノーボーダーたちを魅了していた。2000年代初頭にザウスは閉館し、その後、よりフリースタイルスノーボーディングに特化した室内ゲレンデは小規模ながらも増加していったが、今では2箇所にまで減少。それと反比例するように現在、中国には50を超えるインドア施設が存在する。
そのうちのひとつ、重慶市に位置する室内ゲレンデでルーキーキャンプが行われ、NITRO SNOWBOARDS(ナイトロ スノーボード)のグローバルチームよりベニー・アーバン、ドミニク・ワグナー、サイモン・グシャイダーがコーチとして参加。重慶市は3,200万人の人口を有する巨大都市だ。北京五輪前からのウィンタースポーツブームを鑑みると、スノーボード人口も多いことだろう。そうした都市にパークが常設されている室内ゲレンデが存在する。
現在の中国は、かつての日本を見ているようだ。東京都とザウスのあった千葉県の人口を足しても2,000万人程度なので、本記事で取り上げている室内ゲレンデには、それ以上の可能性があるのかもしれない。杭州市で行われているアジア競技大会のスケートボードでは、ストリート男女、パーク男女の4種目のうち、中国人が3人金メダルを獲得した。北京五輪ビッグエア男子で金メダリストに輝いたシャオミンことスー・イーミンも含め、中国横乗りシーンの勢いは本物なのかもしれない。
現在、日本の横乗り界には平野歩夢や堀米雄斗といったスーパースターたちが存在する。このルーキーキャンプに参加していたキッズスノーボーダーの中から、そうした逸材が誕生するのかもしれない。

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