5月初旬、米カリフォルニア州ドナーサミットにて8回目を数える「RALLY FOR ROCKER BACKCOUNTRY BANKED SLALOM」が開催。このイベントは、ドナーサミットの麓にあるダウンタウン、トラッキーに新しいスケートボードパークを造ろうと尽力していたスティーブ“ロッカー”アンダーソンを追悼するために行われており、イベントの収益はすべて、ロッカーの夢だったスケートボードパーク造成のための資金に充てられる。
1970年代後半、テリー・キッドウェルがローカルスケートボーダーたちと天然地形のクォーターパイプを発見して、バーチカルで培ってきたスケートボードのスキルを雪上に置き換えたことでフリースタイルスノーボーディングが産声をあげたとされる地、レイクタホ周辺にドナーサミットは位置する。毎年この時期になるとタホのスノーボードコミュニティが一堂に会し、バンクカントリーに手掘りのバンクドスラロームコースが誕生。今年は500人以上の世代を越えたスノーボーダーたちが集結し、大いに盛り上がったようだ。世界最大規模のDIYイベントと言っても過言ではないのかもしれない。
フリースタイル文化が脈々と受け継がれている土地柄か、バンクドスラロームのコース内にはヒップまで用意されている。フリースタイルすぎるバックカントリー・バンクドスラロームとはどんなイベントなのか、知ってほしい。