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スノースポーツ版オリンピック「FIS GAMES」が2028年開催に向けて始動
2023.05.28
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)は2028年大会を皮切りとして4年に一度、16日間の日程で約100のメダル競技を用意したスノースポーツの大会を計画しているとアメリカの放送大手、NBC SPORTSが報じた。オリンピック種目であるスノーボード、アルペンスキー、クロスカントリースキー、フリースタイルスキー、スキージャンプはもちろん、スピードスキー、フリーライディング、テレマークといったほかの種目も開催予定となっている。
プレスリリースによると、現在、第1回大会を開催する国や地域を募集しており、このプロジェクトが大規模になることを予感させる。
「FIS GAMESの野望は非常に大きいです。4年周期で開催されるこの大変待ち望まれているイベントは、ひとつの地域、または複数のホスト地域、さらには国境を越えた様々な場所で開催される場合もあります。壮大な開会式に続いて、素晴らしいプログラムと最高水準の閉会式が行われます。その目標は、現地の観客や選手にとって刺激的な体験を創り出し、魅力的で充実した来場者向けのイベントプログラムを提供することです。世界中の人々にとっては、革新的かつ最新鋭のテレビ視聴体験があり、すべてのファンが熱狂することでしょう」
このようにFISはコメントしている。冒頭で述べたNBC SPORTSは、2014年のソチ冬季五輪から2032年のブリスベン夏季五輪までの10大会で、総額約120億3000万ドル(約1兆7000億円)の巨額放映権契約を国際オリンピック委員会(IOC)と締結しているだけに、FISも大きな恩恵にあずかるのだろう。
第1回となる2028年大会の開催地については、2024年春のFIS評議会によって選出される予定としている。