コンテストで好成績を残して名を馳せた後、バックカントリーやストリートにフィールドを移して自己表現を追求する道を歩み始めるのは、スノーボード界の王道である。むしろ、その道を目指す通過点に大会やオリンピックがあると言っても過言ではない。
しかし、北京五輪のスロープスタイルで金、ビッグエアで銅メダルを獲得したマックス・パロットは、まったく異なる道を歩み始めた。コンテストシーンから姿は消したものの、パークトリックの限界を押し上げるプロジェクトに専念しているのだ。
その手始めといったところか。20フィート（約6.1m）のダウンレールを用いて、8種類の450オンを完全制覇するという企画を打ち立て挑戦。その模様がMONSTER ENERGYより公開された。
フロントサイド、バックサイド、キャブ、スイッチバックサイドという4方向に加えて、回転中にレールをまたぐ動作が加わるため難易度がぐっと上がるハードウェイを含めた8つの450オン。その結末やいかに。