FEATURE
白馬ローカルの山崎恵太と野沢温泉を遊び尽くした「BACKSIDE SESSION #9 with K2」
2023.03.16
1月下旬、長野・野沢温泉にスノーボードコミュニティ「BACKSIDE CREW」の面々が集結。9回目の開催となった「BACKSIDE SESSION」はK2 SNOWBOARDING(ケイツー スノーボーディング)とのコラボレートということで、ゲストライダーに白馬を拠点として活動しているHACHIクルーの山崎恵太を招いて行った。
恵太が野沢温泉のゲレンデを滑るのは初とのことで、この地を訪れたのは幼少期に取り組んでいたスキージャンプの練習以来だそうだ。SCOOTER(スクーター)からシグネチャーボードをリリースしていることで知られるFRESHFISH(有料会員)の曽根和広(ソネチン)さんが野沢ローカルということで、彼による案内のもとセッションが始まった。
今回はFRESHFISHの冨内俊卓(トシ)さんの息子4名が加わったこともあり、過去最高の総勢19名でのセッション。結論から述べてしまうと、これまでのセッションでもっとも滑った一日となった。ソネチンのナイスガイディングによりこの日のベストコンディションに誘われ、恵太がライディングで魅せることでCREWみなのテンションがマックスに達する。ゲレンデパウダーからグルーミングバーンに至るまで、ランチ休憩を挟むことなく夕方まで滑り倒した。
いつもは個々の撮影にも時間を割いているのだが、本セッションでは朝イチのジャンピングコースのみのシューティングだった。手を抜いたわけではなく、“滑りたい”欲求が勝っていたということだ。
「BACKSIDE CREWの方々は本当にスノーボードが好きな人たちばかりで、みんな心からライディングを楽しんでいましたね。野沢セッション、本当に楽しかったです!」
このように恵太にとっても満足度の高いセッションだったようだ。
ここからは、そのジャンピングコースで撮影されたライディング写真とともに、本セッションをFRESHFISHメンバーに振り返ってもらうことにする。彼らの言葉からBACKSIDE CREWとはどんなコミュニティなのか、感じとっていただければうれしいかぎりだ。
冨内家は続けざまにドロップイン。息子たち(スライダー1枚目から順に、二男・卓人くん→長男・結人くん→四男・真人くん→三男・歩人くん)が軽快なライディングを魅せる中、バックサイドロデオを操るイケイケの親父(トシ)は気負ってしまったのか、ここでは決めきれず(笑)
本セッションには、セッション後すぐにFRESHFISHにアップグレードしてくれた星野太郎さん(スライダー1枚目)と、STALEFISHから2名が参加してくれた。白田明寛さん(スライダー2枚目)と小野貴広さんだ。さらに、筆者の元同僚でありライターの金澤玄昭氏(スライダー3枚目)もセッションを楽しんでいた。
本セッションを終えた筆者は、「藤森由香が夫婦旅で体感した『野沢温泉』の奥深さ」取材のために野沢に残った。翌日から雪が降り続け、本セッションから2日後のジャンピングコースは完全に仕上がっていた。
先出の記事で綴っているように、野沢のポテンシャルの高さを痛感させられたわけだ。次回は2月下旬に東北で初開催となった「BACKSIDE SESSION #10」@星野リゾート アルツ磐梯のレポートをお届けする。
text: Daisuke Nogami(Chief Editor)
photos: Yuto Nishimura(HANGOUT COMPANY)
special thanks: Nozawa Onsen Snow Resort