日本が誇る屋内ハーフパイプ、山梨に位置するカムイみさかが世界中に発信された。ベン・ファーガソンが主演・監督を務める映像作品『FLEETING TIME』の撮影のため、ダニー・デイビスとともに来日。片山來夢と平野海祝が加わり、BURTON（バートン）クルーによるシューティングが行われた。海祝が天井にテールタップしたことで話題を集めた、あれだ。
現在はバックカントリーフリースタイルの頂上決戦「NATURAL SELECTION TOUR」で活躍している、平昌五輪ハーフパイプ4位のベン。バックサイド360からスイッチメソッド、スイッチマックツイストなど、クリエイティブかつ独創的なルーティンが光るダニー。平昌五輪ハーフパイプのファイナリストであり、時空を制するかのごとくハーフパイプでのスタイルが際立つ來夢。そして、北京五輪ハーフパイプでスノーボード史を塗り替える、7.4ｍのハイエストエア記録を樹立した海祝。これだけのメンツがみさかで競演するなんて、もう二度とないのかもしれない。絶対にお見逃しのないように。
また、山梨名物のほうとうや河口湖、富士急ハイランド、回転寿司にバッティングセンターなど、彼らの美しいライディングとともに、日本の文化も紹介された。余談になるが、このトリップは來夢の父であり、「BACKSIDE CREW」FRESHFISHメンバー・渉さんの愛車があってこそ実現した（こちらの記事参照）のだ。
本ムービーを観終わったとき、日本人スノーボーダーであることを誇らしく感じられるだろう。真夏でもムービースターやオリンピアンたちが全開で魅せられるハイクオリティのパイプが、日本にあるのだから。