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ノルウェーのサマーリゾート・フォンナが熱波の影響により1ヶ月以上早くクローズに
2022.08.16
ノルウェー南西部のフォルゲフォンナ氷河に位置するサマースノーリゾート・フォンナ。弊ウェブマガジンでも再三にわたって紹介しているのでご存知の方も多いと思うが、例年は5月から9月下旬まで営業しており、ハイクオリティなスノーパークが完備されているため、欧州スノーボーダーたちから絶大な人気を博する。
しかし、欧州熱波の影響によりリゾートの安全性を確保できないという理由から、8月21日(日)をもってクローズすると発表された。フランスのティーニュ、レ・デュー・アルプ、イタリアのパッソ・ステルヴィオ、スイスのツェルマットに続いてのクローズということになるため、現在、一般スノーボーダー・スキーヤーに解放されているサマーリゾートは、オーストリアのヒンタートゥクスのみとなってしまった。スイス・サースフェーとノルウェー・ガルフピッゲンは一般向けの営業は終了しているが、ナショナルチームなどのトレーニング用として解放している。
パッソ・ステルヴィオ、ツェルマット、サースフェー、ガルフピッゲンについては、今後数週間で気温が下がり高地での降雪が期待できることから、一般向けのクローズは一時的なものだと強調しているそうだ。気候変動がヨーロッパのスノーカルチャーに大きな打撃を与え続けている。