オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のスノーウィーマウンテンに位置するファミリー向けのゲレンデ、セルウィン・スノーリゾートが3年ぶりの営業開始に向けて準備を進めていたのだが、未曾有の降雪により断念することを余儀なくされた。
同リゾートは2020年2月の山火事により全焼してしまい、その直後に世界中がコロナ禍に突入し、2年間観光が禁止に。2021年11月から12月にかけては記録的な豪雨により、土木工事や地盤改良工事、資材の供給不足、サプライチェーンの遅れなどといった困難な状況に見舞われたが、今年7月2日の再開に向けてメンテンナンス作業を続けてきた。
しかし、日本ほど雪が降らない地域にもかかわらず1週間で100cm以上の降雪があり、7月2日までに再開の目処が立たないと発表した。
「このような状況に陥ってしまったことを深く悲しんでいます。前例のない早期の降雪のため、セルウィンの再開は7月2日までに完了することができません。この数年間、様々な困難があったにもかかわらずここまでこれたのは、お客様や一般の方々の日頃からのご支援の賜物と感謝しております」とSNSにポストしている。