弊サイトの読者には40代のスノーボーダーが一定数いるのだが、最近、飛んでますか？ 同じく40代の筆者は今シーズン、スノーボードコミュニティ「BACKSIDE CREW」のメンバーで毎月行っている「BACKSIDE SESSION」でパークに入り、ひさしぶりにキッカーで空中遊泳を楽しんだ。
本記事で紹介するのはオーストリアのレジェンドライダー、1976年生まれのスティーブ・グルーバー。現在45歳のスティーブだが、本ムービーはコロナ禍の昨シーズンに撮影されているので、当時44歳での滑りになる。バックカントリーで巻き上げるスプレーが美しいのは言うまでもないが、スタイリッシュな巨大エアが連発するのだ。フリースタイルスノーボーディングを提唱し続けている筆者は40代も後半に突入しているものの、やはりスティーブの滑りに憧れる。
ライディングスキルの差と言ってしまえばそれまでだが、ここまで大きく飛ぶ必要はない。回さなくたっていい。パークに入るのに抵抗があるならば、自然地形を活かせばいい。パウダー着地とはいかないが、雪が緩んできたスプリングシーズンだからこそ、ひさしぶりに飛んでグラブしてみてはどうだろう。