自己表現に重きを置くフリースタイルスノーボーディングの世界において、滑ることだけでは飽き足らずに 音楽の世界にまで足を踏み込んでいるふたりがタッグを組んだ。CAPITAの作品を通じて楽曲を手掛けているブランドン・コカードと、コロナ禍の影響によりクリエイティブ魂に火がつきサウンド制作を始めたトースタイン・ホーグモである。
今なおバックカントリーで巨大なダブルコークを操るなど、そのフリースタイルスキルもさることながら、創造性あふれるラインどりや、あらゆる地形にアジャストさせるトリックのセレクトなど、観ている者を大いに魅了する。そうした自身のライディングスタイルを彩るために、自身のワークショップで制作した楽曲を含めた作品として最新作『FLAT PINK』をドロップした。
日本におけるスノーボードはレジャーやスポーツとして扱われることが多いが、フリースタイルスノーボーディングはアートであり、スノーボーダーはアーティストだ。五感を研ぎ澄まして感じとってほしい。