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X GAMES男子スロープスタイルは1800が、ビッグエアでは1980が飛び出す新時代
2022.01.24
米コロラド州アスペンで開催されているX GAMESの男子スロープスタイル&ビッグエアが幕を下ろし、4年に一度のオリンピックイヤーということもあり、スピントリックの回転数が常軌を逸した戦いとなった。
スロープスタイルで2位に輝いたマーカス・クリーブランド(ノルウェー)のベストランでは、ラストヒットでCAB1800インディを完璧に成功。そこまでのつなぎも見事だった。ファーストヒットでノーリーから繰り出された独創的なフリップトリック、そして、BS1620メロンという強烈な個性と高回転が融合した見事なランを披露してくれた。
優勝したマーク・マクモリス(カナダ)は1800こそ繰り出さなかったものの、スイッチBSトリプルコーク1620ステイルフィッシュ→FSトリプルコーク1440ウェドル→BSトリプルコーク1620インディというバランスのとれた高難度ルーティンをパーフェクトにつないだ。3位のスヴェン・ソーグレン(スウェーデン)はファーストヒットのジャンプでCAB1260にロケットエアを取り入れ、そこからFSトリプルコーク1440ウェドル→BS1620ステイルフィッシュというオリジナリティあふれるルーティン。ジブトリックは甲乙つけがたいハイレベルな争いとなった。
同日夜に行われたビッグエアでは、第1出走者のレネ・リンネカンガス(フィンランド)がいきなりBS1980を決めるも、50点満点中41ポイントという厳しい得点。それ以上の高回転&高難度スピンが繰り出されるだろうという、ジャッジの読みだったのだろう。
優勝はスロープスタイルで2位のマーカス。BS1800インディとCAB1800インディをパーフェクトに決めるという貫禄の勝利で連覇を果たした。2位のマックス・パロット(カナダ)はFSトリプルコーク1800ウェドルとCABトリプルコーク1800インディ、3位のレネは先に触れたBS1980メロンとFS1800メロンをそれぞれ決めるという、超ハイレベルな争いは見応え抜群だった。
日本から唯一参戦していた長谷川帝勝は、思うようにトリックを決めることができず6位。ほろ苦いX GAMESデビューとなった。
男子スロープスタイル結果
1位 マーク・マクモリス(カナダ)
2位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
3位 スヴェン・ソーグレン(スウェーデン)
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男子ビッグエア結果
1位 マーカス・クリーブランド(ノルウェー)
2位 マックス・パロット(カナダ)
3位 レネ・リンネカンガス(フィンランド)
6位 長谷川帝勝(日本)
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photo: X GAMES