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村瀬心椛が2戦連続表彰台の3位。強豪が出揃ったW杯スロープスタイル速報
2022.01.09
米カリフォルニア州マンモスマウンテンで開催されているFISワールドカップ。男子のスロープスタイル&ハーフパイプともに予選が強風のためキャンセルとなり過密スケジュールの中、先行して行われたスロープスタイル2戦目で村瀬心椛が2戦連続して表彰台を射止めて3位を獲得した。
アメリカ代表選考を兼ねている「US GRAND PRIX」が併催されているため平昌五輪のスロープスタイル王者と女王が出揃い、他国も含めて強豪が出揃った今大会。天候にも恵まれ、ジブセクション×3、ジャンプセクション×2というコースが舞台だ。通例の大会よりもジャンプがひとつ少ないため、ジビングでのポイントの比重が大きくなる。
そうした状況下で村瀬は、ジブでBSボードスライド・オン・プレッツェルオフやキャノンレールでのFS360インディオフなどクリーンに決めると、2連ジャンプではスタイリッシュなFS720テールと、回転を完璧にコントロールしたBS720ウェドルを決めて77.94ポイントをマーク。
1本目にラストジャンプでCABダブルコーク900で転倒してしまい7位につけていたジェイミー・アンダーソン(アメリカ)は2本目、BSリップスライドなど高難度なジブトリックを披露すると、ラストジャンプでは1本目で失敗していたトリックの難易度を上げて、CABダブルコーク1080と攻めに転じて見事成功。86.32ポイントを獲得して逆転優勝を飾った。平昌五輪の女王はいまなお健在だ。
予選トップ通過だった村瀬は最終出走となるため逆転を狙うも、4ヒット目となるジャンプでFS720の着地に嫌われてしまい万事休す。2位には1本目のポイントが採用されたゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)が入った。
「1本目で720→720をしっかり決められたのはよかったですけど、2本目で転倒してしまったのはとても悔しいです。人に勝つことよりも自分に勝つことを志して滑るように心がけていて、そうすることで自ずと結果はついてくると思います」
大会終了直後、W杯を全戦配信しているJ SPORTSの独占インタビューにおいて、村瀬はこのように力強く語ってくれた。
男子は、女子に続いて平昌五輪を制したレッド・ジェラード(アメリカ)が優勝。2本目のラストジャンプでスイッチBSトリプルコーク1620を決め、同トリックを同じくラストジャンプで決めていた2位のニーク・ファン・デル・フェルデン(オランダ)に6ポイント以上の差をつけての結果だった。ジブトリックなどを含めた全体的な流れや完成度が評価されたのだろう。3位にはティアーン・コリンズ(ニュージーランド)が食い込んだ。
大塚健はラストジャンプでBSトリプルコーク1620を、木俣椋真は同ジャンプでFSトリプルコーク1440をクリーンに繰り出すも、惜しくも着地を合わせることができず、それぞれ12、14位でフィニッシュ。新星・荻原大翔は15位に終わった。
女子結果
1位 ジェイミー・アンダーソン(アメリカ)
2位 ゾーイ・サドウスキー・シノット(ニュージーランド)
3位 村瀬心椛(日本)
11位 岩渕麗楽(日本)
19位 芳家里菜(日本)
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男子結果
1位 レッド・ジェラード(アメリカ)
2位 ニーク・ファン・デル・フェルデン(オランダ)
3位 ティアーン・コリンズ(ニュージーランド)
12位 大塚 健(日本)
14位 木俣椋真(日本)
15位 荻原大翔(日本)
17位 飛田流輝(日本)
28位 長谷川帝勝(日本)
36位 濱田海人(日本)
40位 渡辺陸斗(日本)
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