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コロナ禍で大会中止が相次ぎパークではなく街に繰り出した競技者たちの滑りに驚愕
2021.11.17
アメリカのスロープスタイル&ビッグエアチームに所属し、キッズ時代からコンテストを転戦し続けているルーク・ウィンケルマンとジャッド・ヘンクス。ともに20歳のふたりは昨シーズン、コロナ禍の影響により大会のキャンセルが続出すると、スピンやジブの練習に明け暮れるのではなくストリートに繰り出した。
「2020-21シーズン、COVID-19が猛威をふるいリゾートやコンテストをクローズさせたことで、オレたちに初めてストリートスノーボーディングのフィルムを制作するチャンスをくれたんだ。これは、スノーボードが提供するコミュニティと友情の感覚を表現した映像作品。困難に直面してもネガティブに陥ることなく、ポジティブでいることが重要なのさ」とルークは語っている。
彼らの初となるストリート映像作品『WINGSPAN』を観て驚くなかれ。現在のコンテストレベルで鍛え上げられたライディングスキルは、やはり常軌を逸している。そのうえで、ルークとジャッドのスポットを見極める卓越したセンスが相まったことで、興奮を抑えきれない20分弱のムービーに仕上がった。
今年2月にミネソタ州で16日間、ノースカロライナ州で5日間の撮影を敢行。北京オリンピックの代表選考大会を控えながらも、ケガなどの危険を顧みることなく攻める若武者たちの姿がまぶしすぎる。