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他人事ではない救出劇から自力での脱出まで。リフト乗車中の子供たちを守れ
2021.07.21
さる7月11日、ファミリーでスキーを楽しんでいた日曜の休日に悲劇が起こった。
ニュージーランドの南島中部に位置するマウントハットのチェアリフトで、子供がおよそ2分間宙づりになってしまった。幸いにもレスキュー隊や仲間のスキーヤーたちが、リフトの支柱から衝撃緩衝用のマットをはがしてセーフティゾーンを作り、そこに落下させることで保護に成功。リフトを停止させたうえに、周囲の迅速な対応が功を奏した。
これで話は終わらない。昨シーズン、カナダ・サスカチュワン州ノースバトルフォードのテーブルマウンテンにて、この衝撃を上回る事件が起こっていた。
3月6日、12歳のスノーボーダーがリフト上で座る位置を調整しようとした際に誤って滑ってしまい、転落しそうになったのだ。なんとかセーフティバーに腕を通したもののリフトは止まることなく動いていたため、揺れとボードやバインディングの重みが少年を恐怖の底に落とし込んだことだろう。約2分間、終点まで宙づりのまま耐え切った驚愕映像がこちらだ。
子を持つ親であれば決して他人事ではない。他人であったとしても、リフト乗車中の子供たちの安全を見守るべきだ。