MOVIE
ニュージーランドの歴史を変えた実力派ライダー カルロス&ゾーイ主演『BLUE』
2021.07.19
南半球へ滑りに行くとなるとまっさきに頭に浮かぶニュージーランドではあるが、いざ世界レベルで活躍しているスノーボーダーがどれほどいるかと考えてみると、数年前までは男勝りのライディングスタイルに定評のある女性ライダー、クリスティ・プライアくらいしか思いつかなかった。
そうした中、2018年に行われた平昌五輪の男子スロープスタイル予選2位(決勝5位)、ビッグエア予選1位(決勝11位)と彗星のごとく現れたカルロス・ガルシア・ナイト。そして、同五輪女子ビッグエアで銅メダルを獲得したゾーイ・サドウスキー・シノットは当時16歳で、ニュージーランドに26年ぶりとなる冬季五輪のメダルをもたらした。そう、スノーボードに限らずウィンタースポーツが決して強くはなかった同国から世界トップレベルのスノーボーダーが男女ともに輩出されたのだ。
現在、カルロスはバックカントリーやストリートにフィールドを移行し、本格的な撮影活動に精を出している。ゾーイは2020-21シーズンのX GAMESスロープスタイルで銀、ビッグエアで銅メダルを獲得。また、FIS世界選手権ではスロープスタイルで金、ビッグエアで銀メダルを手中に収めるなど、コンテストシーンのトップをひた走る。
さらに言えば、トラビス・ライスが贈るバックカントリーフリースタイルのシリーズ戦「THE NATURAL SELECTION TOUR」において総合2位に輝いた。紛れもなくゾーイは、女子フリースタイル界のトップに君臨するわけだ。
前置きが長くなってしまったが、本記事で紹介する映像作品『BLUE』は、カルロス&ゾーイのふたりが主役。現在トップシーズン真っ只中のニュージーランドで撮影された最新フッテージも含め、MONSTER ENERGYからドロップされた。お見逃しのないように。